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【石川】宮本画伯の素顔に迫る 仲間の証言などユニーク

ジャンル・エリア : 石川  2009年12月09日

見せ方に工夫を凝らした館蔵品展=小松市宮本三郎美術館で

見せ方に工夫を凝らした館蔵品展=小松市宮本三郎美術館で

宮本三郎美術館

 小松市宮本三郎美術館で八日、館蔵品展「評論宮本三郎-宮本先生ってどんな人?-」が始まった。宮本画伯(一九〇五~七四年)の素顔を知ってと、代表作品と肖像画のモデルや画家仲間の証言を並べて展示したユニークな作品展。来年三月七日まで。 (増田育子)

 
 太陽の光に照らされた女性の姿とゴツゴツとした岩場の対比を描いた油絵「海女」(一九三四年)に、宮本画伯が生涯で唯一師事したという安井曽太郎画伯の「暖色の柔らかさがある」と評価した言葉が添えられている。

 女性モデルの肖像画が掲載された雑誌には、モデルたちの「(宮本画伯に)心の中まで見透かされていたよう」「視線が鋭く、チクチク肌を刺される思い」との言葉を並べて展示している。

 戦時中に戦意高揚のため使われた宮本画伯のポスター「シンガポール英軍の降伏」「撃ちてし止まむ」には、洋画家・向井潤吉氏の「貧弱な想像力や時代の面倒な制約がつきまとい、冷笑された作品が多い中で、宮本君の作品は大きな感銘を与えた。緊迫感が十分に表現されたからだ」との言葉を掲示している。

 同館調査員の橋本正博さんは「絵を描いた人を知ることで、作品の理解にも奥深さが出る。ぜひ一度足を運んでもらえたら」と呼び掛けている。

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