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【岐阜】古里の関でオペラコンサート テノール歌手の城さん

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年09月05日

ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」の一幕を歌う城宏憲さん(右)と妻えりかさん=関市山田で

ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」の一幕を歌う城宏憲さん(右)と妻えりかさん=関市山田で

 イタリア・ジェノバ市在住で、関市黒屋出身のテノール歌手城宏憲(ひろのり)さん(28)=旧姓・石木=が、市内で初となるオペラコンサートを開いた。来場者は間近で響く伸びやかな声に聞き入り、城さんは「これからは地元で聞いてもらえる機会を増やしたい」と話した。

 
 城さんは加納高校、東京芸術大を経て、2010年から文化庁の海外研修生としてジェノバに国費留学。今年の日本国内のコンクールで優勝し「自分の中で踏ん切りがついた」と、地元でのステージを模索していた。

 長野県松本市で7、9日に開かれる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」20周年記念スペシャルコンサートに出演予定で、帰国に合わせて地元コンサートが実現。県内でのコンサート出演も高校卒業以来という。

 市内の喫茶店を会場にしたコンサートは「オペラへの誘(いざな)い~イタリアの風をあなたに~」と題し、ソプラノ歌手の妻えりかさん(32)と11曲を披露。夫婦で魅せられたオペラとイタリア音楽の紹介にこだわり、著名な音楽家ヴェルディやプッチーニの作品を中心に選曲。演奏前には曲の歴史背景や場面を解説した。

 ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」の一幕では「ある国の王子が、自分の妻になるはずだったのに父王の王妃になってしまった女性とひかれ合う物語」と解説。高校時代の先輩にあたる岐阜市の松井裕樹さん(30)のピアノ伴奏に合わせ、情感たっぷりに演じた。

 宏憲さんはオペラの魅力を「役に引かれ、こうなりたいという憧れで演じている」と語る。クラシックには「自分は魂が揺さぶられた。奥深い世界をさわりだけでも伝えたい」と今後の演奏に意気込んだ。

(松崎晃子)

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