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草津宿 滋賀県草津市

ジャンル・エリア : 近畿  2012年09月06日

国史跡に指定されている草津宿の本陣

国史跡に指定されている草津宿の本陣

旧東海道で最大の宿場

 江戸時代の大動脈、東海道と中山道の分岐点に設けられた草津宿(滋賀県草津市)には、大名らが泊まった旧東海道最大の本陣が当時の姿をほぼとどめている。

 本陣と脇本陣が各2軒、旅籠(はたご)70軒余がひしめき合った宿場に、1軒だけ残る田中七左衛門本陣(国史跡)。ほぼすべて残っているという大福帳や関札には、浅野内匠頭や新撰組、皇女和宮といった歴史上の主人公たちの名がずらり。大阪府富田林市から来た熟年夫婦は「時代劇が好きなので、わくわくする」と楽しそうに回っていた。

 宿場のことを学ぶなら、草津宿街道交流館へ。江戸時代の草津宿を再現した200分の1の模型や「東海道中膝栗毛」が展示され、旅装束が体験できるコーナーもある。東海道でいえば52番目の宿場、中山道では終着点。中山道を踏破した人と、草津宿を出立・通過した人にはシリアル番号入り証明書を発行している。サービス開始から2年4カ月の間に、踏破証で324通、出立・通過証は641通発行したそうだ。

一口サイズの「うばがもち」

一口サイズの「うばがもち」

 おやつは「うばがもちや本店」のうばがもち。広重の浮世絵にも描かれ、安倍川もちと並ぶ東海道の名物だ。織田信長に滅ぼされた佐々木義賢の幼いひ孫を乳母が自分の郷里である草津で育てるため、餅を作って売ったのが始まりという。羽二重餅をこしあんでくるみ、白い練りきりを載せている。一口サイズでさらっとした甘さがいい感じ。6粒入り230円。すぐ食べたい人は、隣接の「宿場そば」でどうぞ(6粒とお茶付きで300円)。

▼メモ 草津宿へはJR東海道線草津駅から徒歩約10分。車は名神高速栗東ICから約10分。本陣と街道交流館はそれぞれ午前9時~午後5時、月曜定休、大人200円、高・大学生150円、小・中学生100円。両館共通券は各320円、240円、160円。交流館は(電)077(567)0030。うばがもちや本店は平日午前9時~午後7時、土日祝日午前8時~午後8時(電)077(566)2580。宿場そばは平日午前11時半~午後5時、土日祝日は午後9時まで。無休(電)077(562)0816

(中日新聞夕刊 2012年9月6日掲載)

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