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南信州発「ガブリエル」 長野県飯田市

ジャンル・エリア : 甲信越  2012年09月13日

ガブリエルを手にする伊藤貴裕さん=長野県飯田市山本で

ガブリエルを手にする伊藤貴裕さん=長野県飯田市山本で

新種の野菜を がぶり!!

 ガブリエル?旧約聖書に出てくる「天使」ではありません。こちらは翼を持たない地に根を張った野菜。カラーピーマンの新品種で、今、南信州の特産品として注目されている。

 ピーマンよりも細長くて大きく、7年前にハンガリー原産のパプリカを日本で品種改良した。名前の由来は「ガブリ!」と生で食べることができるからだそうで、うそのような本当の話。

 長野県飯田市山本にある伊藤農園のビニールハウスに入ると、大きな緑色の実が鈴なりだ。色づく前は普通のピーマンと同じ。成長するにしたがってどんどんと黒ずみ、やがて赤や黄色に変わる不思議な野菜だ。2年前からガブリエル作りを始めた農園代表の伊藤貴裕さん(37)は、大きめのものをもぎ取り「食べてみますか」。遠慮なくガブリ!

 種もなく甘い。サラダと軽めにあぶって食べるのがお薦めという。

 伊藤さんは「おいしいトマトを作りたい」と8年前、脱サラをして愛知県豊橋市から飯田市へ。今ではトマト、キャベツ、トウモロコシ、ブロッコリー、カブ-と多彩だ。

レストランのサラダバーが人気=飯田市本町で

レストランのサラダバーが人気=飯田市本町で

 「りんご並木」が続く中心街のレストラン「TESSHIN」(テッシン)は、同市推奨の地産地消の店。天龍峡のそば粉を使ったガレットとサラダバーが人気。2人連れの女性は、ガブリエルをはじめ、赤オクラとシャキシャキのコリンキー(カボチャ)など、珍しい野菜を次々とパクリ。「1週間分の野菜を食べた気分で大満足」と上機嫌。新野菜が南信州に幸運をもたらす天使となるか-。まずは味わってみよう。

 ▼メモ 飯田へは、名鉄バスセンターから高速バスで約2時間、自家用車なら約1時間15分。農産物直売所は「りんごの里」「およりてふぁーむ」など43店舗。南信州観光公社は収穫体験ツアーを企画。29日前8時にJR名古屋駅太閤通口集合。ガブリエル、リンゴなどの収穫体験と昼食は古民家「川楽屋」で南信州産ポークの赤ワイン煮込みと自家菜園のサラダ。後7時ごろ名古屋着。参加費1万1000円(電)0265(28)1747。21日締め切り。

(中日新聞夕刊 2012年9月13日掲載)

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