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【長野】木彫作家・高橋さん作品展 松本

ジャンル・エリア : 甲信越  2012年09月19日

大壁面彫刻「生道への翔」の前に立つ高橋さん(左)=松本市の梓川アカデミア館で

大壁面彫刻「生道への翔」の前に立つ高橋さん(左)=松本市の梓川アカデミア館で

 日展評議員で現代工芸美術家協会長野会長の木彫作家高橋貞夫さん(72)=大町市=の作品展「師は樹なり」が、松本市梓川の梓川アカデミア館で開かれている。来春新装する県立阿南病院(阿南町)に設置する大壁面彫刻も展示されている。20日まで。入場無料。

 
 大壁面彫刻は縦1.8メートル、横1.35メートルのカツラの板を横に3枚並べた「生道への翔(はばたき)」。30年ほど前に制作し、当時松本市に開設した県がん検診・救急センターの正面玄関に飾られた。同センターの閉鎖後は県立須坂病院(須坂市)に引き取られていたが、県立阿南病院のロビーに飾られることが昨年決まり、高橋さんが修復し、よみがえらせた。

 高橋さんは「患者らに生きる力をとの願いを込めた作品。傷んでいたところは塗り直したり、彫り直したりし、深みのある作品になった。ふさわしい場所でまた見てもらうことができ、うれしい」と話した。

 作品展には、日展や日本現代工芸美術展への出品作、野の花を彫った板絵など約60点が並ぶ。工芸漆を塗った上に色粉を置いていく「彫彩」という独特な技法でシャクナゲを描いたびょうぶも。

 来場者らは、この道57年の高橋さんの作品に感嘆しながら見入っていた。

(武井孝博)

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