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船頭平閘門 愛知県愛西市

ジャンル・エリア : 愛知  2012年09月27日

乗客を乗せ「船頭平閘門」をくぐる観光船

乗客を乗せ「船頭平閘門」をくぐる観光船

風に吹かれて川巡り

 今年7月から愛知県愛西市が始めた木曽川観光船が好評だ。重要文化財「船頭平閘門(せんどうひらこうもん)」を通り、木曽川と長良川を周遊する川巡りに参加した。

 昨年3月まで木曽川の渡し「葛木渡船」で活躍したモーター船。屋根を付けるなどして観光船(定員12人)に仕立てた。

 木曽川東岸の葛木港を出ると、閘門を通って長良川へ入り、少し北上して戻る。往復17キロ、約2時間半の船旅。川幅は800メートルほど。船が走り始めると「速い」「風が気持ちいい」との声が上がる。

 閘門前で船を止め船頭が鐘を鳴らすと、ゆっくりと二重扉が開き、閘室へ。ここで木曽川より1メートルほど水位が高い長良川と同じ水位になるまで待つ。両脇の石垣を見ていると、見る見る水位が上がるのがわかって面白い。

愛西市特産のレンコン(上)で作ったかば焼き丼

愛西市特産のレンコン(上)で作ったかば焼き丼

 木曽川下流部の大治水工事の一環で造られた閘門は、パナマ運河より12年早い1902(明治35)年に完成。「愛知の小パナマ運河」の別名もあるらしい。復路では、下船して閘門横の「木曽川文庫」に寄る。治水史関連の貴重な資料を見ながら、治水にかけた人々の思いに胸が熱くなった。

 一帯は、江戸後期から栽培が始まったレンコンの特産地。道の駅「立田ふれあいの里」に寄ると、これから旬の露地ものレンコンやハスの実が存在感を放っていた。レンコンを使った加工食品も人気。はす工房でレンコンかば焼き丼セット(650円)をいただく。すり下ろして揚げたレンコンはふわっとした食感。木曽川産のシジミ汁は粒が大きくて満足、満足!

 ▼メモ 葛木港へは名鉄津島駅からタクシーで約15分。車は東名阪弥富ICから約20分。観光船運航は11月25日までの土日祝日の午前9時か午後1時(29、30日、10月14、27、28日を除く)、要予約。大人1000円、小学生以下500円。木曽川文庫は午前8時半~午後4時半、無料。月火曜定休。道の駅立田ふれあいの里は午前9時~午後6時、木曜定休。問い合わせは愛西市観光協会(電)0567(55)9993

(中日新聞夕刊 2012年9月27日掲載)

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