【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【長野】「南アルプスジオパーク」に認定 伊那谷の中央構造線

【長野】「南アルプスジオパーク」に認定 伊那谷の中央構造線

ジャンル・エリア : 甲信越  2008年12月10日

認定された「南アルプスジオパーク」地域にある安康露頭=大鹿村で(伊那市提供)

認定された「南アルプスジオパーク」地域にある安康露頭=大鹿村で(伊那市提供)

 南アルプスのふもと伊那谷を走る中央構造線が、貴重な地質現象が残り、観察できる遺産として日本ジオパーク委員会から「南アルプスジオパーク」に認定された。来年設立予定の日本ジオパークネットワーク加盟が認められ、ジオパークを名乗ることができる。

 
 伊那市などでつくる世界自然遺産登録推進協議会が申請。エリアは飯田、伊那、富士見、大鹿の4市町村にまたがる1084平方キロ。県天然記念物の北川、安康露頭(いずれも大鹿村)をはじめ、伊那市の板山、溝口露頭など、プレート移動により日本列島の骨組みが形成される段階にできた同構造線の断層を見ることができる。

 アンモナイトや特異なれき層がある戸台層(伊那市)、塩見岳登山口-山頂(大鹿村)で、プレート移動の際できた岩石の露出-なども観察でき、地質現象の宝庫。保護した上で研究活用、地域振興資源にもなる遺産として認定された。

 同協議会ジオパーク推進部会(事務局伊那市)は「資源をPR、学習環境も整えながら地域活性化を図る」としている。協議会を構成する山梨、静岡両県エリアにある糸魚川構造線や南海トラフなどの資源もジオパークとして検討していく。

 同協議会は、南ア世界自然遺産登録に向けて、エリアの価値を高める狙いで、ジオパーク認定を申請。今回は洞爺湖有珠山(北海道)や糸魚川(新潟)など計7地域が認定された。

 (林康雄)

 【ジオパーク】 地球(ジオ)にかかわる特別に重要で貴重、また美しい地層や岩石、地形、断層などを複数含む自然公園。地質遺産を保全し、研究や科学教育の場として活用するとともに、観光資源として地域の振興・活性化を図る。

旅コラム
国内
海外