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【富山】見上げれば立山 黒部・善巧寺に天井画

ジャンル・エリア : 富山  2012年10月19日

日本画家・清河さんが描いた北アルプスのパノラマの天井画=黒部市宇奈月町浦山で

日本画家・清河さんが描いた北アルプスのパノラマの天井画=黒部市宇奈月町浦山で

地元画家・清河さん制作 あすから公開

 黒部市の日本画家清河恵美さん制作の天井画が20~27日、同市宇奈月町浦山の善巧(ぎょう)寺本堂で一般公開される。立山や朝日岳など山々が連なる県の代表的風景の北アルプスを360度のパノラマで描き、“清河ワールド”を見せている。(高橋恒夫)

 
 描いたのは、本堂内陣の本尊が安置されている宮殿(くうでん)の上の中央天井画と両側の余間(よま)の天井画。格(ごう)天井に、ほとんどが一辺60センチの板絵248枚がはめ込まれている。

 内陣中央にある北アルプスの画は、雪をいただいた立山連峰や剣岳、県東部ではなじみのある白馬岳、朝日岳などが円形に連なり、青空が中央に向かって深い群青へと色濃くなる。周りをさまざまな花や紅葉などの花木や、鳳凰(ほうおう)などが囲む。余間は同寺の寺紋であるキキョウ。

 善巧寺は浄土真宗本願寺派で、親鸞聖人750回忌の記念事業として、本堂の改修工事に合わせ、4年前、地元にアトリエを構える清河さんに制作を依頼。寺の天井画にふさわしい画をとだけ条件を示したところ、清河さんは円形の山並みの構想を申し出た。清河さん自身天井画を描くのは初めてで、1年半をかけ、今年6月に全248枚を描き上げた。

 本堂改修が9月末で終わり、天井画がはめ込まれた。雪山俊隆住職(39)は「美術館で絵を鑑賞する人とは違うおばあちゃんや子どもたちが見に来て、吸い込まれるような印象を持った。なじみの深い山や花に親しみを持ってもらえている。寺だけでなく地域にとっても財産で、たくさんの人に見てほしい」と話す。

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