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湯の峰温泉 和歌山県田辺市

ジャンル・エリア : 近畿  2012年10月25日

湯の谷川沿いに立つ「つぼ湯」

湯の谷川沿いに立つ「つぼ湯」

熊野の麓で癒やしの湯

 熊野詣での前に「湯垢離場(ゆごりば)」として長旅の疲れを癒やし、温泉粥(がゆ)を食べて心身を清めたとされる湯の峰温泉(和歌山県田辺市)。世界遺産である熊野三山の1つ、熊野本宮大社のお膝元だ。

 四村川の支流で幅2メートルほどの湯の谷川岸には、約1800年前に発見され、日本最古の共同浴場といわれる天然岩をくりぬいた「つぼ湯」がある。その昔は、旦那衆が熊野三山へ参拝に出掛けている間、奥方たちの湯治でにぎわったらしい。

 死の世界をさまよった小栗判官が息を吹き返したと伝わるつぼ湯は、2人で入るのにちょうどいい大きさ。底からわき出る温泉は透明、白、青紫など1日に7回、色が変わるそうだ。

 入浴料は750円で、休日には列ができるほど。温泉通りから見下ろせる場所だが、簡易小屋で囲ってあるから女性にも安心だ。少し下流にある湯の峰温泉公衆浴場がつぼ湯も管理している。

 温泉卵を作るなら、つぼ湯近くの湯筒で。ゴボゴボと90度の湯が沸いている。「持ち帰るんだったら15分ぐらいかな」と旅館のおじさん。売店で1個40円の生卵を買い筒に入れぶら下げた。

熊野三山に置かれているグッズ

熊野三山に置かれているグッズ

 熊野三山のグッズを各大社で求めることができる。熊野本宮大社のグッズは、鏡に映る笑顔を忘れず前向きに生きようと小袋付き手鏡。縁結びの神様・熊野速玉大社は縁が切れにくいというご神木ナギの葉をかたどったおみくじ。熊野那智大社は素焼きの皿をピンクに染めたかわらけ。これで水を飲み干せば願いがかなう、かもしれない。

 ▼メモ 熊野本宮大社へは、名古屋からJR紀勢線で新宮駅まで約3時間25分、新宮駅前から熊野交通バスまたは奈良交通バスを利用。車は紀勢自動車道・紀勢大内山ICから国道42、168号を経て約3時間。つぼ湯の営業時間は午前6時~午後9時半で男女混浴。定休日なし。熊野三山のグッズは1個200円。各神社の授与所で。和歌山県名古屋観光センター(電)052(263)7273

(中日新聞夕刊 2012年10月25日掲載)

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