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【愛知】半世紀前に移築、合掌造りの民家初公開へ 名古屋・緑区

ジャンル・エリア : 愛知  2012年11月14日

50年以上前に岐阜・白川郷から移築された白雲閣=名古屋市緑区大高町忠治山で

50年以上前に岐阜・白川郷から移築された白雲閣=名古屋市緑区大高町忠治山で

 半世紀以上前に岐阜・白川郷から移築された合掌造りの民家が、名古屋市緑区大高町忠治山にある。名古屋南ジャンクション近くの水主ケ池(かこがいけ)のほとりに立つ「白雲閣」。後世に残す道を探ろうと、初めて一般公開する見学会が23日に開かれる。

 
 記録によると、白雲閣は1960(昭和35)年、御母衣(みぼろ)ダム建設で水没した岐阜県白川村尾神から移築された。当時の所有者が旧大高町の町有地を借りて建て、長らく高級料亭として営業したが5年ほど前に閉店した。

 見学会は、建築分野の専門家らが歴史ある建造物の保存活用に取り組む「なごや歴まちびとの会」が主催する。所有者が「建物に愛着があり、何とか維持したい」とメンバーに相談したのがきっかけ。石田和義会長(69)らが「歴史的な資産で、ぜひ残したい。市民にも広く知ってもらえたら」と応じた。料理店などのテナントを募り、有効活用する方法も検討する。

 歴まちびとの会によると、市内にある合掌造りの家は東山植物園に移築されたものと白雲閣の2カ所だけ。

以前は料亭として営業していた座敷=名古屋市緑区大高町忠治山で

以前は料亭として営業していた座敷=名古屋市緑区大高町忠治山で

 もともと豪雪地帯に建てられた合掌造りは、雪が積もりにくい急勾配の屋根が特徴。白雲閣の高さは約15メートルで、内部は3階まである。本来はかやぶきだが、ふき替えが難しいため鉄板で屋根を覆うなど、所々に手が加えられている。石田会長は「もともとの形からどう変化したかも見どころ」と話す。

 見学会は午後1時と3時の2回。建築士らが解説しながら案内する。午後2時からは能楽教室の児童らによる鼓演奏もある。参加無料。16日までに申し込む。問い合わせは歴まちびとの会=電(751)5805=へ。

(木下大資)

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