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北信濃 長野市、長野県野沢温泉村

ジャンル・エリア : 甲信越  2012年11月15日

長野市戸隠の「そばであい館」で体験できるそば打ち

長野市戸隠の「そばであい館」で体験できるそば打ち

そばを打ち 湯につかる

 北信州には、秋の魅力が体験できるプログラムがいっぱいある。味覚、健康、物作り。スタンプシート「ぐる信パスポート」を持って出発だ。

 戸隠高原で取れたそば粉を自分で打って食べたい、とそば打ち道場「そばであい館」(長野市戸隠)に出掛けた。水はけの良い斜面が多く、夏は朝霧が周辺を包む環境が風味のよいそばを育てる。

 地元産そば粉7割、ふるいにかけた中力粉3割を鉢に入れ熱湯を流し込む。束ねた箸で混ぜると、そば粉のいい香りがする。手で軽くもみ、5分もすると粘りが出てくる。後は上半身を使って練り、丸めた生地を大きな円形に広げ八つ折りに畳む。そして、ようやく包丁切り。ここまでに要した時間は約30分。生地をまな板にのせ、こま板の側面に包丁を押し当てながら慎重に切るのだが、かなり難しい。そうめんになったり、きしめんになったり。先生役の滝沢俊明さんはこの道9年のベテラン。「3年やれば一人前。でも毎日、新しい発見がある」と、奥深さを教えてくれた。言うまでもなく、ゆであがったそばは格別だった。

野沢温泉の外湯のシンボル「大湯」

野沢温泉の外湯のシンボル「大湯」

 野沢温泉では、外湯体験に期待が膨らむ。無料の外湯(共同浴場)が「大湯」をはじめ13カ所あり、観光客はもちろん地元の人たちも利用する。男女に分かれた扉を開けると、そこは土間。脱衣場と浴場に仕切りはなく、シャンプー持参の地元民が風呂の周囲に座り、おけで湯をすくいながら髪を洗う。どこも源泉100%の掛け流し。湯船につかると、思わずため息が漏れ、あー極楽極楽。

 朝、外湯に行くと先客が湯船から「おはようございます」。夜、先に出るときは「おやすみなさい」と交わされる何げないあいさつ。優しい言葉と笑顔が広がり、心もホットになる。

 温泉ですっかりリフレッシュした後には、長野の郷土食おやき作り体験。長野市松代町の真田宝物館に隣接する「おやきや総本家松代店」では74歳の市川武邦さんが待っていた。小麦粉を練り、冷凍した野沢菜や輪切りにした丸ナスにみそをつけた具などを包み込み、蒸し器で蒸したらできあがり。簡単でおいしい和製ファストフードを食べながら、真田十万石の城下町を散策するのも楽しい。

▼メモ JR長野駅から、野沢温泉へは飯山線で戸狩野沢温泉駅下車、バスで20分。車は上信越自動車道豊田飯山ICから約25分。「そばであい館」は戸隠キャンプ場行きバスで約60分、上信越道信濃町ICから約30分。そば打ち体験は3人前で3150円、12月15日まで。「おやきや総本家松代店」は松代行きバスで30分、長野ICから約5分。体験は5個で1050円、通年。「ぐる信パスポート」は長野県名古屋事務所(電)052(263)4118で11月30日まで配布。スタンプを集めればキャラクターグッズがもらえる。

(中日新聞夕刊 2012年11月15日掲載)

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