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【静岡】善意でともるXマスツリー 藤枝

ジャンル・エリア : 静岡  2012年11月30日

県道沿いから見ることができるイチョウの木を活用した巨大クリスマスツリー=藤枝市瀬戸ノ谷で

県道沿いから見ることができるイチョウの木を活用した巨大クリスマスツリー=藤枝市瀬戸ノ谷で

◆市民有志が存続支援

 藤枝市の山間部、瀬戸ノ谷地区の県道沿いにそびえ立つ、住民たちによる巨大クリスマスツリーが通行人を楽しませている。高さ約30メートルのイチョウに1500個の電飾がつけてある。15軒ほどの集落にとって電気代など約30万円の負担は大きく、今年は存続が危ぶまれていたが、市民有志が募った寄付金で明かりがともった。

 
 ツリーは大きなイチョウの木を使って通行人を楽しませようと、2004年から住民が始めた。最初の年だけ業者に頼んだが、「手作りの方が味わいがある」と、自分たちで装飾し、電気代や電飾の維持・更新費は住民がカンパしていた。

 しかし、1軒あたり数万円の金銭的な負担や、装飾の高所作業は重荷で、10年は飾り付けをやめた。昨年は何とか再開したが、今年は存続が危ぶまれていた。

 そんな中、市内のボランティアやまちおこしの団体が、イベント会場でツリーを支える募金活動を開始。必要費用の全額を寄付することになった。支援の中心となった地域活性化団体「せとやコロッケの会」会長の小林浩樹さん(44)は「集落手作りのツリーの光は住民の生活の光でもある。消してはいけないと思った」と語る。

 街灯が少ない夜道を進むと、暗がりに突如現れる巨大ツリーに、多くの通行人が車を止めて見入っている。住民の下田猛さん(62)は「やっぱりここのシンボルだしね。ないと寂しい」とうれしそう。来年1月上旬ごろまで毎日午後5~9時に点灯させる。

(深世古峻一)

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