ジャンル・エリア : 三重 2012年12月03日

歓声を上げながら電飾のアーチをくぐる人たち=紀宝町の田代公園で
電飾を使った紀南地方の冬の風物詩「光の祭典in紀宝」が1日夜、紀宝町の田代公園で始まった。昨年度は9月の紀伊半島豪雨で中止しており、2年ぶりの開催。点灯は1月5日までの午後6~10時。
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地元住民による実行委員会が企画。昨年度は電飾用の電球を保管する倉庫が、熊野川の氾濫で水に浸かったほか、会場に通じる県道が崩落したため中止を余儀なくされた。
1日の点灯式では、カウントダウンと同時に、高さ10メートル超のツリーやアーチ状の回廊が浮かび上がり、子どもらは歓声を上げて走り回っていた。本年度使う電球は15万球と、一昨年度より3万球減っている。
同町相野谷(おのだに)中3年の佐田美鈴さん(15)は「地元は、水害で大変な目に遭った人ばかり。光を見ると、気持ちが和みます」と話していた。
(小柳悠志)