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【岐阜】昆虫そっくり竹細工 93歳岡本さん作品展

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年12月05日

竹を削って作った昆虫を紹介する岡本定男さん=岐阜市大門町の上宮寺で

竹を削って作った昆虫を紹介する岡本定男さん=岐阜市大門町の上宮寺で

 昆虫の標本と見違えるような竹細工を、岐阜市に住む93歳の男性が制作している。独学で手掛け始めたのは14年前。孫にプレゼントすると、その笑顔が忘れられず、のめり込んだ。「納得できる作品はまだまだ」。今も毎日4、5時間は小刀を手に竹に向かう。作品は8日まで、岐阜市大門町の上宮寺で展示されている。

 
 昆虫の竹細工を作るのは、無職岡本定男さん=鷺山。各務原市内の工場を定年退職後、79歳から始めた。

 柳ケ瀬商店街の民芸品店で竹細工のひな人形を見て、「自分でも作れるかも」と近所の人から竹を分けてもらって初めて作った。孫が見て「チョウを作って」と頼まれ、「あげると、喜んでくれたのが、うれしかった」

 以来、自宅2階に作業場を設け、主に昆虫を作り始めた。親戚の竹やぶから「厚みのあるものが扱いやすい」と直径20センチほどの竹を切り出す。割った後、昆虫図鑑や新聞の写真を参考に削っていく。足や触角は竹の枝を使い、色を塗ってニスで仕上げる。

 左手の親指で竹を押さえ、鉛筆を持つように右手で小刀を持って削る。繰り返しの作業で、力が入る右手の人さし指と左手の親指は反り返っている。

 会場には、カミキリムシやカブトムシ、クワガタなど約750点を展示。種類別に分け、体長1センチほどのコオロギやスズムシから、手のひら大のチョウまでが並ぶ。作品展は9回目で、入場無料。

 岡本さんは「作品を褒めてもらうこともあるが、満足できない部分がどこかにある。これだ、というものができるまで、まだまだ時間がかかりそうだ」と話す。

 (福沢和義)

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