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みたけ華ずし 岐阜県御嵩町

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年12月13日

堀田さん(右)の指導で華ずしに挑戦する野田さん

堀田さん(右)の指導で華ずしに挑戦する野田さん

講習会で太巻き作り

 岐阜県御嵩町は、太巻きずしに町独自のモチーフをあしらった“みたけ華(はな)ずし”を6年ほど前に考案し、作り方の講習会も開いている。これはクリスマスや正月などの食卓を飾るのにピッタリということで、受講場の「御嶽宿わいわい館」を訪ねた。

 会場に着くと、すし飯と具材には下ごしらえが施され、計量までしてある。計量と思った人もいると思うが、「きれいに巻くにはこの計量が大事なんです」と、みたけ華ずしの会会長の堀田照子さん(60)。すし飯が多くても具材が多くても華はきれいに咲かない。のりの上にすし飯と具材をどう配置するかも重要だが、わかりやすい指導で、ほぼのり巻き初心者ながらバラの花が見事開花した。

 愛知県飛島村から参加した野田さだ子さん(52)も、御嶽宿発祥の祖となった願興寺の寺紋「牡丹(ぼたん)」をきれいに咲かせ、「見てキレイ、食べておいしい、いいとこ取り」とニンマリ。堀田さんは「中山道は文化を伝えた道。そこで作るすしならば、モチーフもちゃんと意味のあるものにしたかった」と力を込める。

隠れキリシタンを慰霊するマリア像

隠れキリシタンを慰霊するマリア像

 堀田さんの言葉に触発され、御嶽宿の文化に触れるべく、近くの「中山道みたけ館」に寄り道。すると展示物の中に石に刻まれた十字架やマリア像があった。なんでも近年、町内の五輪塔下から発見されたものだそうで、江戸時代、御嵩町に隠れキリシタンがたくさんいたという。現在、発見場所は慰霊を込めマリア像が建立されている。

 この他、愚渓寺の枯山水庭園は、京都・龍安寺の石庭のモデルだったという。さすが宿場町は、眠っている歴史も深い。

 ▼メモ 御嵩町へは、JR名古屋駅から中央線(多治見駅)と太多線(可児駅)、名鉄広見線(新可児駅)経由で約1時間10分。車は中央自動車道・土岐IC、東海環状自動車道・可児御嵩ICから国道21号で。みたけ華ずし講習会は毎週火曜午後1時半~(完全予約制、2日前までに申し込む)。講習料は材料費込み1人1000円。御嶽宿わいわい館(電)0574(42)8580。中山道みたけ館は、入館料無料(電)0574(67)7500。大智山愚渓寺は拝観自由。

(中日新聞夕刊 2012年12月13日掲載)

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