ジャンル・エリア : 愛知 2012年12月17日

野崎白菜の「はくちゃん祭り」をPRする中川区ブランド野菜製品開発研究会の寺前勉さん=中日新聞社で
国産白菜の元祖とされ、名古屋市中川区で生まれた「野崎白菜」の料理を食べ歩くスタンプラリー「はくちゃん祭り」が、区内で開かれている。地元ブランド野菜で街を盛り上げようと、64飲食店が参加。実行委の寺前勉さんは「野崎白菜を味わってもらい、生産増加につなげたい」と意気込んでいる。来年1月14日まで。
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スタンプラリーは、農家や企業、大学などが2010年に結成した「ブランド野菜製品開発研究会」が企画。昨季に初めて開催し、26店が参加。評判を呼び、今季は協力店が大幅に増えた。寺前さんは「皆さんの街おこしへの熱意のおかげ」と喜ぶ。
野崎白菜は明治期に区内で品種改良によって作られた。葉が柔らかく、みずみずしい。ただ、日持ちせず、流通しにくいため、区内の数件の農家だけが生産している。
参加店は野崎白菜の味わいを生かしたメニューをそれぞれ提供。鍋や八宝菜、クリーム煮など定番料理をはじめ、コロッケ、カレー、スイーツといったアイデア料理もある。区役所や各店にある応募用紙を持って3店以上回ると、スタンプの数に応じて台湾旅行や食材などが抽選で当たる。(問)寺前さん=電052(681)6808
(林勝)