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【静岡】テンペラ画など26点展示 富士市に横井富士美術館開館

ジャンル・エリア : 静岡  2008年12月15日

1枚を1行の詩に見立てた作品「ソネット」=富士市中野の横井照子富士美術館で

1枚を1行の詩に見立てた作品「ソネット」=富士市中野の横井照子富士美術館で

 横井照子富士美術館が、富士市中野に開館した。日展に入選し国内外で活躍する横井照子さん(84)=スイス・ベルン在住=が、卵を使った絵の具「テンペラ」や、墨で描いた植物、風景画など26点を展示した。丸みを帯びた屋根と白壁のおしゃれな造りで、富士山ろく観光の名所の一つになりそうだ。

 
 「ソネット(14行詩)」と題する絵画は、ハスの花が浮かぶ池や雑木林をおおらかな筆遣いで表現。縦90センチ、横9メートル。1枚の絵を1行の詩に見立て、14枚を横に並べて一つの作品にしている。ピンク色のボタンの絵の余白には「牡丹散(ぼたんちっ)て打ちかさなりぬ二三片」と与謝蕪村の俳句を添える。

 美術館の屋根は、中央部が少し膨らんだかまぼこ形。「富士山に逆らわないような形に」と横井さんがデザインしたという。

 横井さんは愛知県津島市出身で、東京やアメリカなどで個展を約80回開いてきた実力派。横井作品の収集家で美術館を建てた川口知恵子さん(60)=富士市原田=は「文化の振興で地元に貢献できれば」と期待している。

 開館は金、土、日曜の午前10時-午後4時。入館料500円。問い合わせは横井照子富士美術館=電0545(36)0470=へ。(林啓太)

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