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【石川】魂を描くモノトーン 細密鉛筆画 木下晋さん個展

ジャンル・エリア : 石川  2012年07月30日

元ハンセン病患者の桜井哲夫さんを描いた作品について語る木下さん=金沢市広坂で

元ハンセン病患者の桜井哲夫さんを描いた作品について語る木下さん=金沢市広坂で

金沢

 元ハンセン病患者の桜井哲夫さんらをモデルにした細密な鉛筆画で知られる画家、金沢美術工芸大大学院専任教授の木下晋さん(65)の個展「祈りの時代」が29日、金沢市広坂のギャラリーSLANTで始まった。8月19日まで。月曜休み。無料。

 
 木下さんは、富山市生まれ。1980年ごろから鉛筆だけによる表現手法に取り組み、最後の瞽女(ごぜ)といわれた小林ハルさん、詩人でもあった桜井さんらをモデルに作品を発表。10H~10Bの22段階の鉛筆を駆使したモノトーン表現で、独自の世界を築いている。

 会場には、桜井さんの片方だけ残った目をクローズアップで描いた「闇の微笑」(縦1.9メートル、横1メートル)、明るい背景の光の中に桜井さんの精神が浮き上がるような「83年目の闘魂」(同)のほか、東日本大震災後に描いた「合掌図」の新作なども展示している。

 初日は木下さんと桜井さんをよく知る毎日新聞編集委員の萩尾信也さんが「ハンセン病とともに生きた詩人」と題し対談。昨年11月に亡くなった桜井さんとの思い出や視覚のない桜井さんが作品に与えた影響などを語り合った。

  (松岡等)

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