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【愛知】日中友好「書」に込めて 中国出身・李さん

ジャンル・エリア : 愛知  2013年01月15日

書を通じて日中の友好を呼び掛ける李銀山さん=豊田市民文化会館で

書を通じて日中の友好を呼び掛ける李銀山さん=豊田市民文化会館で

 書を通じて日中の民間交流を進める中国人書家李銀山さん(45)=名古屋市東区=の「書法展」が14日、豊田市小坂町の市民文化会館で始まった。さまざまな書体の掛け軸など60点を展示し、本場の技を披露している。

 
 李さんは中国河北省の農家で9人きょうだいの末っ子として生まれた。親が十分読み書きできない環境で育ったが、18歳で師範学校に入学して書に目覚めた。以後、脇目も振らず研さんを重ね、国から表彰される書家に。地元で多くの弟子を育成した。

 1996年に日本で初めて作品展を開き、2001年には「中国の書を伝えたい」と名古屋市に移住。現在は名古屋、刈谷市など16カ所で教室を開き、5歳の幼児から96歳のお年寄りまで100人以上を指導している。基礎を重視し、長文をしたためるのが中国の書の特徴で、「心を表す総合的で複雑な芸術。奥が深くて楽しい」と魅力を語る。

 書による日中友好を目指す李さんの思いと裏腹に、領土問題で日中関係が冷え込んでいる。李さんは3月に教え子と中国を訪れる予定だが、参加希望者が少ないという。こうした現状を「黎明前的黒暗(夜明け前の暗さ)」と表現し「民間がもっと草の根交流をしないといけない。その1人として力を尽くしたい」と意気込む。

 書法展は20日まで。毎日午後2時(19日は午後3時半)から実演。2月から豊田市でも教室を開く。問い合わせは李さん=電090(6761)3826=へ。

 (岡村淳司)

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