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オムライスで町おこし 石川県宝達志水町

ジャンル・エリア : 石川  2013年01月31日

宝達志水町自慢のオムライスに舌鼓を打つ常連客

宝達志水町自慢のオムライスに舌鼓を打つ常連客

卵、野菜・・・特産がギュッ

 チキンライスをふわふわの卵で包み込んだオムライスは洋食の定番メニュー。誰からも愛される存在だが、発案者の故郷である能登半島の付け根、石川県宝達志水町ではオムライスを核にした町おこしに取り組んでいる。

 1925(大正14)年、大阪で洋食屋を開いた故北橋茂男さんが、国内で初めてオムライスを考案したといわれる。その北橋シェフの故郷、同町では2011年に町おこしプロジェクトが発足。北橋シェフの長男が経営するオムライス店の全面協力を得、地元食材にこだわったオムライスを完成させた。

 町の情報ステーション「コミュニティカフェ オムライスの郷」で、自慢の「やわらぎオムライス」(スープ、サラダ付き750円)を注文した。メニューの名前は、北橋シェフが私財を投じて同町に造った桜の名所「やわらぎの郷」にあやかってつけた。

 隣の席に座ったのは、隣町の羽咋市から月に数回は来るという3人連れのお年寄り。「飽きのこない、やさしい味なので何度食べてもおいしい」と笑顔をつくった。

 見た目はオーソドックスだが、米、タマネギはもちろん地場産。ソースは地元でも入手が難しいといわれる「宝達葛(くず)」でとろみをつけ、ケチャップのみの場合とは「コクが違います」とスタッフの山崎由佳さん(41)。シャキシャキとした食感はチンゲンサイの茎を刻んだもので、鮮やかな黄色は能登鶏の卵。町の特産品がぎっしりと詰まっている。

御利益を求めて菅原神社に参拝するカップル

御利益を求めて菅原神社に参拝するカップル

 やわらぎオムライスの誕生には、縁結びの神様で知られる気多大社(羽咋市)の御利益があるのかも。同社の摂社、菅原神社には御利益を求める若いカップルが目立った。

 ▼メモ 宝達志水町はJR金沢駅から七尾線で約45分。車は能登有料道路・米出ICまたは今浜ICで下車。能登有料道路は3月31日正午から全線無料に。「コミュニティカフェ オムライスの郷」の営業時間は午前11時~午後3時、日月祝定休(電)0767(29)2255。休暇村「能登千里浜」(羽咋市)では温泉と冬の味覚ブリが堪能できる。石川県名古屋観光物産案内所(電)052(261)6067

(中日新聞夕刊 2013年1月31日掲載)

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