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【長野】斬新な木曽漆器の酒器 東京で展示

ジャンル・エリア : 甲信越  2013年02月13日

2人で製作した酒器を見る岩原さん(左)と宮原さん=塩尻市木曽平沢で

2人で製作した酒器を見る岩原さん(左)と宮原さん=塩尻市木曽平沢で

 県内の酒好きのデザイナー9人と木曽漆器(塩尻市楢川地区)の若手職人が作った酒器の展示・試飲会が14~16日、東京都港区六本木のアクシスギャラリーで開かれる。従来の漆器の枠を破った、斬新な意匠や技術の意欲作がそろい、関係者は「中央の厳しい評価を受けることで、商品化を含めた新たな展開への一歩にしたい」と期待している。

 
 デザイナーはセイコーエプソン(諏訪市)のデザイン担当社員とOB。内堀法孝さん(56)=諏訪市=が「使いたい酒器を自分たちの手で作ろう」と仲間に呼び掛け、数年前から漆器職人との共同作業を進めていた。

 内堀さんらと漆器職人をつないだのは、長野冬季五輪の漆器メダル製作に関わった縁。デザイナー側の注文に職人が応える形で酒器を作り、一昨年9月に塩尻市内で展示会を開いた。

 その後、内堀さんらは「思いは形に出来たが、使ってこその酒器。外部の評価を聞きたい」と、都内でのイベントを計画。塩尻・木曽地域地場産業振興センター(塩尻市木曽平沢)も「デザイナーとの共同作業は漆器に新たな光を当て、商品化も期待できる」と協力した。

 酒器作りに携わった職人の宮原義宗さん(31)は「塗ったことのない色や水玉の柄などは新鮮な経験」と受け止め。岩原裕右さん(34)も「大変だったが、自分の仕事に応用できる」と手応えを得た。

内堀法孝さんデザインの酒器

内堀法孝さんデザインの酒器

 展示会は「SHIKKI de SHUKI2013」と名付け、各デザイナーが杯やグラスなどの器と盆を組み合わせたセットなどを出品する。塩尻市内の酒造3社が地酒を持ち込み、酒器で試飲できるのが特徴だ。内堀さんは「酒を切り口に漆器を見直せば、新たなブランドにもなる」と話した。

(福沢幸光)

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