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【愛知】忠実に再現、障壁画空間 1日開幕の円山応挙展

ジャンル・エリア : 愛知  2013年02月27日

開幕を前に入念な点検が行われる円山応挙展の障壁画空間=名古屋市東区の県美術館で

開幕を前に入念な点検が行われる円山応挙展の障壁画空間=名古屋市東区の県美術館で

 県美術館で3月1日に開幕する「円山応挙展-江戸時代絵画 真の実力者」で、メーン展示となる大乗寺(兵庫県香美町)客殿の「孔雀(くじゃく)の間」「郭子儀の間」を再現した障壁画空間が会場内に完成した。200年以上前に描かれた重要文化財の「松に孔雀図襖(ふすま)」「郭子儀図襖」をガラスケースなしで展示し、最大の見どころとなる。

 
 展示室内に幅16メートル、奥行き7メートルの客殿を設置。釘(くぎ)隠しや畳敷きまでも忠実に再現した。「松に孔雀図襖」は16面にわたって、金地に墨で実物大に描かれた絵。障子を開け閉めしても、松の枝ぶりがつながるように考え抜かれている。

 「郭子儀図襖」は、唐の名将郭子儀と孫の唐子たちとの視線の交差が8面に及び、立体的で色彩豊かだ。

 障壁画空間は最新の発光ダイオード(LED)照明で、大乗寺の客殿で見るように朝から夜までの光を人工的につくって見せる仕掛けとなっている。同館の深山孝彰美術課長は「まるで寺の障壁画空間に身を置いたように見ることができる。ぜひ現実の空間と絵画との連続性を意識した応挙の目に触れてほしい」と話している。

 国宝「雪松図屏風(びょうぶ)」なども含め81点が展示される。会期は4月14日まで。(黒谷正人)

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