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【福井】文殊山の桜を絵馬でPR

ジャンル・エリア : 福井  2013年03月18日

福井市東郷地区有志が、復活した桜の名所をアピールしようと作った「文殊山おそ桜」の絵馬=福井市の楞厳寺で

福井市東郷地区有志が、復活した桜の名所をアピールしようと作った「文殊山おそ桜」の絵馬=福井市の楞厳寺で

 江戸時代に遅咲きの桜の名所として有名だった文殊山(福井市、鯖江市)で、ソメイヨシノなどの植樹が始まって15年-。近年は4月中旬になると山が桜色に染まるほど“復活”した地元の名所をPRしようと、福井市東郷地区の有志らが、手作りの絵馬を完成させた。今シーズンから、山頂やふもとの福井市大村町の楞厳(りょうごん)寺で無料で配る。

 絵馬は桜の花の焼き印を2つ押し、それぞれ濃淡を付けてピンク色に塗ってある。「おそ桜」「越前文殊」「楞厳寺」の文字も記し、竹の枝とビーズで作ったサクランボもあしらった。

 植樹に取り組んだ県文殊会の一員で、同寺で絵の個展も開いた中村忠明さん(62)=福井市安原町=が恩返しにと企画。近所に住む田中治さん(62)や宮本忠夫さん(67)、本間俊康さん(65)、寺沢鉄二さん(66)の協力を得て、昨年11月から準備を進めてきた。

 「花びらのカーブを工夫した」と話すのは焼き印作りを担当した鉄工所経営の寺沢さん。元銀行員の田中さんは「遅桜の名所の由来を」とチラシを作成。地史学者滝谷祥雲が1862(文久2)年に記した「越前往来」の中に、名物として「文殊山の遅桜」が挙げられていると紹介した。

 17日は、それぞれの家族らも総出で、楞厳寺で絵馬のひもや飾りを付けて最後の仕上げをした。絵馬の桜は本物よりも一足早く“満開”に。中村さんは「桜は日本を代表する花。お参りする人の心も幸せな桜色に染まれば」と笑顔を見せた。

 住職の徳毛祐彦(とくもさちひこ)さん(66)は「感謝の気持ちでいっぱい。1998年から3年間で植えられた苗木300本余りも大きくなり、たくさんの方に来てもらえるきっかけとなれば」と話していた。

 (北原愛)

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