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うだつの町並み 乗り合いタクシー 岐阜県美濃市 観光客も住民も便利に

ジャンル・エリア : 岐阜  2013年05月02日

美濃市の格安、乗り合いタクシー「のり愛くん」

美濃市の格安、乗り合いタクシー「のり愛くん」

 美濃和紙とうだつの町並みで知られる岐阜県美濃市で、昨年11月から乗り合いタクシー(愛称・のり愛くん)の試験運行が続けられている。料金が格安ということもあり住民だけでなく、観光客にも好評。ことし10月から本格運行する予定だ。

 料金は、市内4地区の同じ地区内での移動、または中核の美濃地区から、ほかのいずれか1地区への移動が1乗車となり大人300円。美濃地区以外の3地区間の移動は美濃地区経由での乗り換えが必要となり、2乗車600円となる。利用の30分前までに予約センターへ電話し、市内に224カ所ある停留所で乗降する。

 試しに美濃地区から約8.5キロ先の「美濃和紙の里会館」まで乗ってみた。20分ほど乗って料金は300円。通常のタクシーなら3000円ほどの距離だそうで、かなり得した気分になった。

 美濃地区に戻り、うだつの町並みが広がる国の重要伝統的建造物群保存地区(広さ9.3ヘクタール)をのんびりと散策した。江戸時代から続く造り酒屋の小坂家(国重要文化財)は、むくり屋根の優美な曲線が美しい。縁起物の宝珠をデザインした岡専旅館のうだつは、なかなかの見応え。和紙問屋だった旧今井家住宅は、内部を公開しているが、入り口からは想像できないほど奥行きが深い。

 辺りには、オリジナルの和紙関連の店やカフェが点在する。手作りの和風照明器具を販売する「らんたんや」では、美濃和紙あかりアート展で大賞を受けた幅英香(はばひでか)さんが、店先で手すき和紙の小型提灯(ちょうちん)(700円)を作っていた。

うだつの町並みが広がる国の重要伝統的建造物群保存地区

うだつの町並みが広がる国の重要伝統的建造物群保存地区

 名古屋市から来たという熟年夫婦は「郡上観光の帰りに立ち寄ったが、穏やかで人情もいいところ。うだつが上がるよう、うだつををよく見ておきました」と笑った。

 ▼メモ 国の重要伝統的建造物群保存地区は、長良川鉄道・美濃市駅から約1キロ。JR岐阜駅と名古屋駅から直通バスを運行。東海北陸自動車道・美濃ICから車で約5分。「のり愛くん」の予約は午前8時~午後5時半まで。運行は午後6時まで。1乗車大人300円、65歳以上と小中高生100円。予約センター(電)0575(33)1231。旧今井家住宅(無休)と美濃和紙あかりアート館(火曜定休)は午前9時~午後4時半、美濃和紙の里会館(同)は午後5時まで。3館セット券は高校生以上800円。問い合わせは美濃市観光課(電)0575(33)1122

(中日新聞夕刊 2013年5月2日掲載)

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