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【愛知】10日の「渡り初め式」控え清掃 納屋橋、架け替え100年

ジャンル・エリア : 愛知  2013年05月08日

10日の「渡り初め式」を前に欄干を拭く参加者=名古屋市の納屋橋で

10日の「渡り初め式」を前に欄干を拭く参加者=名古屋市の納屋橋で

 鉄製のアーチ橋に架け替えられてから5日でちょうど100年を迎えた納屋橋(名古屋市中区・中村区)で10日、地域や人をあらためてつなぐ契機にするイベント「渡り初め式」が開かれる。式典を前に、実行委員らボランティア40人が7日、橋や周辺を清掃した。

 納屋橋は江戸時代初期の1610年、名古屋城築城に合わせて武将の福島正則が堀川を掘削したときに木造で架けられた。日本で産業革命が進んでいた1913(大正2)年、名古屋駅から栄地区に向かう広小路の「玄関」として鉄橋に架け替えられ、現在も当時の形を留めている。

 完成を祝った100年前の式典では、末永く橋が使われることを願う「渡り初め式」が開かれ、地元で商いをしている2軒の若夫婦と両親、祖父母の計6組が渡った。2軒は名前を「納屋橋饅頭(まんじゅう)」「長命うどん」に変えて現在も営業している。

 10日の式典でも、両店の関係者や当時工事を担当した建設業者の子孫が、100年ぶりの渡り初め式に臨む。10日から25日まで納屋橋周辺で各種イベントを開く「堀川フラワーフェスティバル」開会式の一環で、会場周辺の堀川護岸は花籠で飾りつけられる。

 この日の清掃活動は「ぴかぴかナヤバシ大作戦」と銘打って、参加者らがぬれ雑巾を手に橋の欄干を磨きあげたり、足元に生えた雑草を抜いたりした。

 欄干は橋拡幅工事があった81年に修復されたがさびが浮き、雑巾を洗ったバケツの水は真っ茶色に。参加者は「力を入れすぎたら欄干が壊れそう」と気を使いながら、丁寧に拭いていた。

 式典を主催するレトロ納屋橋100年実行委員会の丹坂和弘事務局長(47)は「さび止めの塗装もだいぶはがれており、橋が長く持つように大事にしていきたい。式典が人同士や地域の現在と未来をつなぐ場になればうれしい」と話した。

 渡り初め式などの式典は、10日午後5時から開かれる。

(竹田佳彦)

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