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【福井】文豪・高見順の資料公開へ 直筆ノートなど110点

ジャンル・エリア : 福井  2013年05月31日

県が寄贈を受けた高見順の資料=県庁で

県が寄贈を受けた高見順の資料=県庁で

 県は30日、昭和の文壇を代表する坂井市三国町生まれの作家・高見順(1907~65年)の直筆ノートや写真など計110点の寄贈を受けたと発表した。ノートには1959(昭和34)年に福井を訪れたことが記されるなど、これまで分かっていなかった高見順の行動に関する記録も含まれている。6月1日~7月10日に福井市下馬の県立図書館で特別公開する。

 県が、福井ゆかりの作家らの作品を展示する「福井ふるさと文学館(仮称)」を県立図書館内に来年度開設するのに伴い、高見順・秋子夫妻と親交のあった川島かほるさん=神奈川県在住=が寄贈した。

 寄贈品の内訳は直筆資料6点、写真66点、蔵書2点など。福井に関するものや高見順の人柄がうかがえる資料が多い。日常の行動を記したノートには、59年9月に金沢市で講演した際に「17日 福井講演 芦原泊」の記載があり、これまで記録がなかった福井での講演を示唆する内容も。

 ノートには、食事をした際に店のいけすにいた魚や、宿泊先の部屋の様子を描いたイラストもある。左側のページは空白で、右側のページにだけ書き記しているのも特徴だ。

 このほか、母の高間古代が高見順のために作ったどてらや、1941(昭和16)年発行の「本籍地 福井県三国町」と記されたパスポート、愛用の万年筆などがある。

 発表した西川一誠知事は「現在では入手が難しい貴重な資料。作品が育まれた背景、魅力、環境を県民に知ってもらう上で大事なもの」と話した。

(正津聡)

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