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【三重】豪雨被害の御在所岳「日向小屋」新築で復活

ジャンル・エリア : 三重 |   2013年07月04日

新築され、5年ぶりに営業を再開した日向小屋と梅田さん=菰野町の御在所岳で

新築され、5年ぶりに営業を再開した日向小屋と梅田さん=菰野町の御在所岳で

 2008年のゲリラ豪雨で被害に遭った菰野町の御在所岳(1212メートル)ふもとにある日向小屋が3日、新築工事を終え、5年ぶりに営業を再開した。山岳仲間の支えを受け、再出発にこぎ着けた管理人の梅田浩生さん(72)は「仲間たちがいたから、ここまでこれた」と喜ぶ。

 旧日向小屋は1963年、登山道の1つ「裏道」沿いで標高500メートルほどの場所に完成した。高校で山岳部に所属していた梅田さんの念願だった。ゲリラ豪雨では土石流に襲われ、土台の半分以上が流され、翌年に取り壊した。梅田さんは「仲間もいてくれたし、営業再開をあきらめようとは思わなかった」と振り返る。

 新築の作業は、豪雨に伴う周辺の堰堤(えんてい)工事がほぼ終わった今年3月から始まった。50人近くの山岳仲間たちも代わるがわる応援に駆けつけ、小屋周辺の木々を伐採したり、登山道から小屋につながる山道を整備したり。建設資金を寄付してくれる仲間もいた。

 新たな小屋は旧日向小屋から数百メートル下った場所にある。木造2階建て延べ約100平方メートルで、1階には食事のできるスペースやトイレ、脱衣所があり、2階では宿泊もできる。

 3日には、県内外から山岳仲間十数人が集まった。旧日向小屋に100回近く通っていた名古屋市の寺沢紀一さん(72)は「小屋でいろんな人と出会い、きずなが生まれた。新しい日向小屋にも通い詰めたい」と笑顔で話していた。

仲間たちと完成を祝う梅田さん(右端)=菰野町の御在所岳で

仲間たちと完成を祝う梅田さん(右端)=菰野町の御在所岳で

 営業は金曜と土日・祝日。宿泊は有料。問い合わせは、梅田さん=電059(393)4776=へ。

(佐野周平)

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