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【石川】近代九谷 技の系譜 吟秋、初代秋塘 節目の100年

ジャンル・エリア : 工芸品 | 石川  2013年07月09日

近代名工の九谷焼が並ぶ会場=九谷焼窯跡展示館で

近代名工の九谷焼が並ぶ会場=九谷焼窯跡展示館で

加賀の窯跡展示館 名工15人の作品展示

 旧大聖寺藩の武士で九谷焼の名工だった竹内吟秋(ぎんしゅう)(1832~1913年)の没後100年と、弟子の初代中村秋塘(しゅうとう)(1865~1928年)が技法「●質手(ぎょくしつで)」を創出してから100年を記念した企画展「近代九谷の名工たち」が、加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館で開かれている。10月7日まで。(服部展和)

 吟秋や秋塘をはじめ、明治から昭和にかけて活躍した九谷焼の名工15人の作品37点を展示。吟秋が育てた名工や技術の継承の流れも紹介している。

 九谷焼は、明治の廃藩置県で大聖寺藩の後ろ盾がなくなり、一時期衰退した。吟秋は九谷焼の復興に尽力するとともに、自身も古九谷を研究して再現に努めた。1879(明治12)年に私学校を設立。秋塘ら多くの名工を育て上げ、その技術は現代にも受け継がれている。

 秋塘が創出した●質手は、ピンクや肌色などの柔らかな色合いの地に白い模様が特徴。作品は残っているものの、技法は途絶えてしまったという。

 会場には皿やつぼ、とっくりなど緻密な形や絵柄の作品が並ぶ。吟秋が詠んだ短歌などゆかりの品も併せて展示している。

 入館料は一般310円、75歳以上150円、高校生以下と障害者は無料。火曜休館(祝日の場合は開館)。問い合わせは、九谷焼窯跡展示館=電0761(77)0020=へ。

●は石へんに玉

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