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【石川】浮世絵技法で風景画 県美 勝田深氷展始まる

ジャンル・エリア : 石川 | 芸術  2013年07月26日

感慨深げに作品を鑑賞する朝丘さん(右)=県立美術館で

感慨深げに作品を鑑賞する朝丘さん(右)=県立美術館で

 珠洲市などで活躍した日本画家勝田深氷(しんぴょう)さん(1937~2012年)の作品展が25日、金沢市出羽町の県立美術館で始まった。浮世絵の技法を取り込んだ風景画や静物画など30点が展示されている。9月9日まで。

 勝田さんは東京・築地の生まれ。最後の浮世絵師と呼ばれた父伊東深水を師として日本画の制作に打ち込み、米国サンフランシスコと珠洲市に設けた拠点「勝東庵」で活動を続けた。昨年7月にサンフランシスコの自宅で死去し、手掛けていた「鏡獅子(かがみじし)」が絶筆となった。

 この日は実姉で女優の朝丘雪路さんが来場。咲き誇る桜を杉の板に描いた大作「鏡戸絵六枚綴桜心(かがみとえろくまいつづりおうしん)」(珠洲市蔵)の前で「力強さを感じるが、最後に散ってしまうはかなさもある。まるで弟のよう」と見入っていた。

 前多武志学芸員は「歌舞伎などの江戸文化を踏まえた上で、現代の風俗を描いている。多くの人に見に来てほしい」と話している。 (出来田敬司)

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