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【愛知】小渡 夢かけ風鈴 愛知県豊田市

ジャンル・エリア : まつり | グルメ | 愛知  2013年08月01日

各戸の軒先に風鈴がぶら下がる小渡町の「風鈴通り」

各戸の軒先に風鈴がぶら下がる小渡町の「風鈴通り」

街に涼やかな音色

 矢作川上流部の山間のまちに涼やかな風鈴の音が響く。愛知県豊田市北部の小渡町(おどちょう)では、2003年から7月下旬以降、8月末にかけて各世帯の軒先に風鈴をつるす「夢かけ風鈴」を毎年開催している。

 メーン会場は、矢作川沿いの温泉通り(県道11号)と、そこから東に折れた商店街の風鈴通り。川沿いのため、風がよく流れる。2000個ほどあるという軒先風鈴の大半はガラス製。陶器や鉄製のものもあり、通りを歩いていると、材質や大きさによる音の違いがよく分かる。通りの中ほどには、願掛け風鈴の奉納(1個500円)ができる増福寺がある。一陣の風が吹くと約3000個の南部鉄の奉納風鈴が一斉に共鳴し合い、鈴虫の合唱のよう。こうしたことから“風鈴寺”とも呼ばれる。

 風鈴の絵付け体験ができる店は2軒。金物屋の「さかや商店」では、直径約9センチのガラスの風鈴にアクリル絵の具を使う。内側から描くため仕上がりが美しく、本格派にお薦めだ(1個1000円)。指導者は店の若奥さんで、大学の美術科を卒業した鈴木弥生さん。愛知県刈谷市からの夫婦は「難しいね」と話しながら、熱心に金魚やスイカなど夏らしい絵を描いていた。もう1軒の喫茶「Lee(リー)」では、手軽にフェルトペンで絵付けできる(1個500円)。

 夢かけ風鈴を主催する「小渡の夢をかなえる会」は昨年、丸形の五平餅に似た郷土食「あんぼ」を数10年ぶりに復活させた。同時に地元産のウメとユズ、シソで作ったかき氷用シロップも開発。自然な甘酸っぱさと風味がさわやかだ。「あんぼ」(1串100円)と「かき氷」(300円)は4日と11日のみ販売する。

風鈴の絵付け体験をする行楽客

風鈴の絵付け体験をする行楽客=いずれも愛知県豊田市小渡町で

 ▼メモ 小渡町へは名鉄三河線豊田市駅からバスで約70分。車は猿投グリーンロード・枝下ICから約30分。さかや商店の風鈴絵付け体験は午前8時から午後5時、8月末まで無休。喫茶Leeは午前8時から午後8時、火曜定休。全般の問い合わせは旭観光協会(電)0565(68)3653

(中日新聞夕刊 2013年8月1日掲載)

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