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【石川】改修 希少登り窯 九谷焼陶芸館 23年ぶり

ジャンル・エリア : 工芸品 | 石川  2013年08月26日

23年ぶりに改修された登り窯=能美市九谷焼陶芸館で

23年ぶりに改修された登り窯=能美市九谷焼陶芸館で

 能美市泉台町の市九谷焼陶芸館の登り窯が23年ぶりに改修された。館によると、現在はガス窯が主流で、燃料にまきを使う現役の登り窯は市内でもわずか。9月1日には館内で、新しい窯で焼く作品を作る教室が開かれる。(世古紘子)

 改修されたのは幅3.5メートル、全長9メートルの3段の登り窯。陶芸館が開館した1990年から裏手にあり、市内の陶芸愛好家らが5月にある「九谷茶碗(ちゃわん)まつり」に向けて作品を焼くなどしていた。一度に大量の作品が焼けるが、長年の使用でれんが同士をつなぐモルタルが劣化。隙間ができたことで、窯の保温性や圧力が落ちていた。

 改修は7月上旬に始まり、開館当時に窯を手掛けた佐賀県有田町の築炉師3人が担当。窯のれんがをすべてばらして、より耐火性の強いれんがを使って組み直した。窯の右側にあった階段も改修した。材料には窯内部で長年焼かれ、濃い緑色に変化したれんが70個ほども再利用した。

 技術指導員の最上進さん(35)は「登り窯は100年前までは主流だったが、今は市内にも多く残っていない。新しくなった陶芸館の顔をぜひ見にきてほしい」と話している。

 新しい窯で焼く作品作りは1日午前10時から。最上さんから窯の説明を受けた後、花瓶やコケ玉を置く皿を作る。参加費3000円。月曜休館。問い合わせは同館=電0761(58)6300=へ。

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