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【岐阜】新聞から「生きた災害史」 岐阜で振り返る展示

ジャンル・エリア : 岐阜 | 文化 | 歴史  2013年08月30日

濃尾地震の発生を報じる新愛知の号外=岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで

濃尾地震の発生を報じる新愛知の号外=岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで

 1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から今年で90年になるのに合わせて、明治以降に発生した大災害を新聞記事で振り返る展示「新聞が語る災害の歴史」が29日、岐阜市橋本町の生涯学習施設ハートフルスクエアーGで始まった。9月6日まで。

 展示されたのは、1879(明治12)年から、東日本大震災が起きた2011年までの52点。

 「地皮割け、火起こり、水湧き、家屋潰倒(かいとう)し、人畜死傷するもの幾千百」「叫喚の地獄なり」。

 1891(明治24)年に起きた濃尾地震の翌日、中日新聞の前身に当たる新愛知新聞は号外で、惨状をこう報じている。この地震では、7273人が亡くなった。

 一方、関東大震災翌日の新愛知新聞号外では、9月2日に首相になる予定の山本権兵衛が、何者かに暗殺されたとの説を紹介している。しかし、これは事実ではなかった。記事では「流言蜚語(ひご)頻々たる折柄(おりから)の事なれば」と、混乱の中で根拠のないうわさが飛び交っていたことが読み取れる。

関東大震災の翌日に発行された新愛知の号外=岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで

関東大震災の翌日に発行された新愛知の号外=岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで

 展示は南海トラフ巨大地震などに備え、市民の防災意識を高めようと市生涯学習センターが主催した。資料は新聞号外を研究する立命館大院生小林宗之さん(29)=京都市=から借りた。センターの担当者は「新聞から生きた歴史を学んでほしい」と話す。入場無料。

 (安部伸吾)

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