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【石川】工芸体感 旅に「特別感」 金沢市が富裕層向け企画

ジャンル・エリア : まちおこし | 工芸品 | 石川  2013年09月06日

石川県(左上段)や富山県(左中段)など全国のユニークな取り組みを紹介する特設サイト「タビカレ」

石川県(左上段)や富山県(左中段)など全国のユニークな取り組みを紹介する特設サイト「タビカレ」

観光庁の事業採択 加賀友禅と大樋焼

 北陸新幹線金沢開業を見据え、金沢市は旅行会社などと連携して今秋、工芸をテーマにした富裕層向けツアーを企画した。伝統文化に触れる金沢ならではの商品をつくり、旅行者に「特別感」や「本物志向」を提案。ツアーの需要などを見極めながら、国内外に向けた観光戦略につなげる。(田嶋豊)

 加賀友禅や金箔(きんぱく)、九谷焼など全国有数の多彩さを誇る金沢の工芸。市はこれらを活用し、伝統芸能の技を紹介する「金沢クラフト・ツーリズム」として観光施策にも取り入れてきた。

 今回、さらに一歩踏み込んだ「上質な旅」として、観光庁の「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」に応募、全国78地域の取り組みの一つとして採択された。

 北陸信越運輸局やJR東日本グループの旅行会社と連携し、「加賀友禅」(10月下旬)と「大樋焼」(11月上旬)の2種類のツアーを企画。作家の工房を訪ね、直接交流したり、各種体験や非公開の作品鑑賞をしたりと、普段の観光では得られない「特別感」を売り出す。

 2泊3日で各コース20人限定。最大14万円の豪華プランにも、8月下旬の募集開始以降、問い合わせや申し込みが相次いでおり、市の担当者も「一つの商品として有望なものになるのでは」と期待を込める。

 新幹線開業に向け、金沢市や県は「滞在型」や「広域観光」をキーワードにさまざまな戦略を探る。隣の富山県では観光庁の同じ事業で、立山町観光協会などが付加価値をつけた山岳観光プランが企画されており、今後、滞在日数が長い外国人観光客を狙った連携などが期待される。

 観光庁は各地の取り組みなどを紹介し、旅の魅力や楽しみ方を共有する「タビカレ(日本タビカレッジ)」を開設。来年2月には都内で取り組みのPRや商談会などの特別イベントがあり、金沢市も参加を予定している。

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