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【石川】文豪記念劇場で「生」問う芝居 金沢の劇団アンゲルス

ジャンル・エリア : 石川 | 芸術  2013年09月17日

<img src="http://tabi.chunichi.co.jp/system/wp-content/uploads/pk2013091602100171_size0.jpg" alt="ロシア公演に向けてけいこに励む劇団員ら=金沢市彦三町で" title="ロシア公演に向けてけいこに励む劇団員ら=金沢市彦三町で" width="300" height="227" class="size-full wp-image-26666" />

<strong>22日、2度目ロシア公演<br />
18、19日には地元で披露</strong>

 金沢市の劇団アンゲルスが22日、ロシア極東のユジノサハリンスク市にあるチェーホフ記念劇場で公演する。ロシアでは2011年に姉妹都市イルクーツク市で公演して以来2回目。恵まれた人生ながら退屈する男を演じ人間の生き方を問う。18、19両日には、金沢市民芸術村でプレ公演があり、仕上げのけいこに励んでいる。(室木泰彦)

 劇団は、金沢市の演出家・岡井直道さん(66)が17年前に結成。地域の演劇活動を重視する岡井さんの考えで、外国の劇団と積極的に交流。11年にイ市開都350年記念国際演劇祭で演じた「鴨(かも)猟」が評価され、再演が実現した。

 鴨猟は、ロシアを代表する作家チェーホフの再来と評価されたアレクサンドル・バンピーロフの作品。岡井さんは、導入部を死者たちが砂漠の蜃気楼(しんきろう)の中で浮かび上がる場面に変えるなど演出に工夫を凝らした。

 肉体的に健康で仕事や新居に恵まれ、女性にもてて周囲がうらやむ何不自由ない男が、突然調子を狂わせる衝撃的な筋書き。愚行を重ね反逆的な生きざまを演じる中で、見る人が理想の生き方を模索するような展開だ。

 出演は団員ら9人。本番前最後の練習となった15日夜、金沢市内のけいこ場で4時間近く通しげいこ。岡井さんの指導で表現方法や音楽とのつながりなどを確認しながら、100分間のドラマを仕上げていった。

 岡井さんは「物質的に豊かになったとされるロシアや日本の現代社会に通じる問題提起。サハリンでどう受け止められるか興味がある」。主役を演じる月原豊さん(47)は「反逆性をうまく表現したいが、分かりやすい場面が少ない中でどう伝えるかが課題」と話している。

 プレ公演は18、19両日午後7時半から市民芸術村ドラマ工房で。チケットは一般2500円、高校生以下1000円。問い合わせは同劇団=電076(264)3078=へ。

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