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【長野】牛首峠由来の民話を絵本に 伊那で原画21枚展示

ジャンル・エリア : 甲信越 | 芸術  2013年10月09日

絵本「娘を恋した黒牛」の原画展を開いている漫画家橋爪まんぷさん=伊那市で

絵本「娘を恋した黒牛」の原画展を開いている漫画家橋爪まんぷさん=伊那市で

 上伊那地域に伝わる民話を基にした絵本シリーズ「絵本 伊那谷ものがたり」(白鳥舎)の第3巻「娘を恋した黒牛」が発刊され、絵を担当した伊那市境の漫画家橋爪まんぷさん(73)の原画展が8日、同市のブックス&カフェニシザワいなっせ店で始まった。温かみのある絵が来店者を楽しませている。11月30日まで。

 シリーズは、箕輪町の児童文学作家小沢さとしさん(75)が物語を担当し、橋爪さんと5年ほどかけて全10巻に仕上げる。昨年9月発刊の「赤い夕顔の花」、今年3月の「河童(かっぱ)の妙薬」に次ぐ第3巻は、辰野町の民話をやさしい表現でつづった。

 娘と僧の悲恋、娘を慕った黒牛の思いが伝わる物語。娘の死を知って暴れた牛の首が峠に埋められ、「牛首峠」の名の由来になったとされるという。

 橋爪さんの絵はいずれも水彩。従来の漫画や絵本と異なり、輪郭を省いた柔らかい筆致が特徴だ。橋爪さんは「悲しい場面もあるが、明るい色調にしました」と話す。展示会場には、娘と黒牛が寄り添う絵など、8つ切り画用紙の原画21枚が並ぶ。

 第4巻は来春発刊予定。小沢さんによると、中川村の民話を取り上げるという。絵本は各巻A5判、48ページ。1000円。

 (近藤隆尚)

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