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【長野】月瀬の大杉 長野県根羽村

ジャンル・エリア : グルメ | | 甲信越  2013年11月07日

推定樹齢1800年の「月瀬の大杉」

推定樹齢1800年の「月瀬の大杉」

樹齢1800年、威風堂々と

 日に日に秋が深まっていく。紅葉の名所に出掛けたら、ついでに、もう少し足を延ばしてみるといい。きっと新しい発見があるはずだ。

 愛知県北部の茶臼山高原を訪れ、すぐ隣の長野県根羽村にも立ち寄ってみた。「自然豊かな山里だなあ」と辺りの景色を眺めていたら、巨大な杉の木が目についた。1928年に長野県指定、44年には国の天然記念物に指定された「月瀬の大杉」だ。推定樹齢は、何と1800年という。

 高さ40メートル、幹回りは14メートルもある。大きな幹に寄り添うように伸びているもう1本の幹は微妙な曲線を描きながら成長。葉っぱも生き生きとしていて、現役を主張していた。神々しさを感じさせる巨木は、何かと御利益があるらしい。虫歯に効くと聞いた夫婦連れが、神妙におさい銭を入れていた。

 月瀬の大杉から200メートル足らずの場所には、いかにもという名前の飲食店「じねん亭」があった。その名の通りジネンジョの専門店だ。まずは甘辛いたれがかかった、かば焼き(700円)をいただく。ジネンジョをのりの上に薄く延ばし、油で揚げたもので外はカリカリ、中はもっちり。「お土産用があったら買いたい」とお願いしたが、「自宅までカリカリ感が持たない」(片桐隆則社長)と断られた。

 ご当地だからこそ味わえるものは、ほかにもある。ジネンジョの刺し身(1050円)と塩で食べる十割そば(950円)。何とも言えない不思議な食感とまろやかさが口の中にじわっと広がった。

 本来の目的地だった茶臼山高原は、赤や黄色の紅葉が広がり始めていた。「休暇村茶臼山高原」から愛知県最高峰、茶臼山(1、415メートル)に向かって登山道が整備されている。所々きつい階段もあるが、雑木林の中を歩くのは気持ちがいい。途中ですれ違った夫婦は「大変だけど、頂上は気持ちがいいですよ」と教えてくれた。約45分で頂上に。展望台からは南アルプスを望む大パノラマが広がっていた。

塩で食べる十割そばとジネンジョの刺し身=いずれも長野県根羽村で

塩で食べる十割そばとジネンジョの刺し身=いずれも長野県根羽村で

 茶臼山は愛知県で最も早く紅葉シーズンを迎えるが、「休暇村茶臼山高原」営業兼管理課長の福田竜士さんによると、「周辺の香嵐渓、鳳来寺山、天龍峡などはこれからが見頃」と言う。

 ▼メモ 根羽村へは、東名高速道・名古屋ICから猿投グリーンロード、国道153号経由で約1時間40分。「じねん亭」の営業時間は午前11時から午後4時(土日祝日は6時半)まで。漬物を販売する「角井」も併設(電)0265(49)1066。休暇村茶臼山高原では「選べる50円オプション宿泊プラン」を12月28日まで実施。スタンダードプラン宿泊者に限りプラス50円でリンゴ狩り、イワナ釣りなどが体験できる。1日10組限定。また茶臼山に生息するニホンジカの観察会も毎晩開催(電)0536(87)2334

(中日新聞夕刊 2013年11月7日掲載)

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