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【滋賀】湖北・鶏足寺の紅葉 滋賀県長浜市木之本町

ジャンル・エリア : グルメ | | 文化 | 歴史 | 近畿  2013年11月21日

鶏足寺参道でモミジの紅葉を楽しむ行楽客=滋賀県長浜市木之本町で

鶏足寺参道でモミジの紅葉を楽しむ行楽客=滋賀県長浜市木之本町で

参道は息のむ美しさ

 滋賀県北部の山里にひっそりとたたずむ無住の古刹(こさつ)・鶏足(けいそく)寺(旧飯福(はんぷく)寺)が、今年も鮮やかな赤に染まっている。

 同寺のある己高(こだかみ)山(923メートル)は平安時代、五カ寺と6つの別院を擁する一大仏教文化圏を形成していた。鶏足寺は己高山の中心寺院だった観音寺の別院。昭和初期に焼失したが、関連の仏像などは、ふもとの収蔵庫・己高閣(ここうかく)に保管され、間近で拝観できる。隣の世代閣(よしろかく)には、同じく別院だった飯福寺に、軍資金の無心をする戦国大名・浅井長政の書状も残されている。

 己高閣から鶏足寺までは、遊歩道で約15分。ハーブ畑が広がる薬草の小道を抜けると、少し傾斜のある林道へ。茶畑や湿地を眺め、地元の農産物などを並べた出店も楽しめる。何とものどかで、気持ちのいい道だ。

 最後の角を曲がると、別世界が待っていた。苔(こけ)むした石段の参道の両脇には、樹高10メートルほどのモミジの赤が折り重なり、参道の奥へと誘う。まさに息をのむ紅葉だ。地元の人によると、見頃は今月下旬から。12月に入り、参道に真っ赤な落ち葉が降り積もると、早朝からカメラマンがたくさん訪れるという。南へ歩いて5分ほどの所にある石道(しゃくどう)寺への道中も、紅葉が美しい。

己高庵の「秋の紅葉セット」

己高庵の「秋の紅葉セット」

 昼食は、己高閣近くの宿泊施設・己高庵(ここうあん)で「秋の紅葉セット」(2100円、12月1日まで)を注文。地元の農家から仕入れたというコシヒカリの新米、モミジの天ぷらなど、秋の恵みを実感するごちそうだった。

 24日午前9時からは、己高庵で紅葉茶会を開催予定。薄茶席と野点(のだて)席のほか、己高閣と世代閣の拝観ができて1人500円(中学生以下無料)。チケットは己高庵フロントで当日販売する。

 ▼メモ 鶏足寺へは、JR北陸線・木ノ本駅から湖国バスに乗り古橋で下車。徒歩約25分。車は、北陸道・木之本ICから約10分。己高閣と世代閣の入館は午前9時から午後4時まで。無休。両館共通券500円、中学生以下無料。12月1日までの土日は、木ノ本駅から無料シャトルバスを運行。己高庵は無休で、日帰り入浴も可。(電)0749(82)6020。全般の問い合わせは奥びわ湖観光協会=(電)同(82)5909

(中日新聞夕刊 2013年11月21日掲載)

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