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【石川】小松イ草 甘~く応援 金沢・洋菓子店 マカロンに

ジャンル・エリア : 文化 | 特産 | 石川  2013年12月03日

小松イ草を使ったマカロンと、考案した堀田さん=金沢市扇町で

小松イ草を使ったマカロンと、考案した堀田さん=金沢市扇町で

 室町時代から約550年の歴史があるという「小松イ草」を材料にしたマカロンが、金沢市扇町の堀田洋菓子店で販売されている。ほのかな香りが特徴で、代表の堀田茂吉さん(57)は「小松イ草の活性化のサポートになれば」と意気込む。(沢井秀之)

 小松イ草は、雪国の厳しい環境で育つため、丈夫で光沢がよいのが特徴。しかし安価な外国製品の輸入と生活様式の変化により、生産者は激減。1955(昭和30)年に1400戸あった生産農家は、現在は1戸が残るだけになった。

 生産が途絶えてしまうことを危ぶんだ県中小企業団体中央会が呼び掛け、生産者やデザイナーなどでつくる「小松イ草拡大プロジェクト」を昨年6月に組織。普及を目指してきた。メンバーから提案を受けた堀田さんが、小松イ草を使った菓子を考案した。

 マカロンを選んだ理由について、堀田さんは「女性に関心を持ってもらいたかったし、伝統と縁がなさそうなものを使うことでインパクトがあるのではと考えた」と説明する。

 小松イ草の特徴でもある堅さが菓子作りの課題になったが、試行錯誤を繰り返した。素揚げにした後に粉砕して生地とクリームの中に混ぜ、歯触りが楽しめる形を考え出した。「マカロンは好きじゃないけど、抹茶と合った」と感想を語った男性客もいたという。

 堀田さんは「イグサの食物繊維はゴボウの1.5倍と、食べ物への可能性はあると思う。畳文化は日本の古きよき伝統の象徴。形を変えてでも次世代につないでいければ」と話している。

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