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【静岡】清水区の商店街でコスプレ大会 14、15日開催

ジャンル・エリア : まちおこし | サブカルチャー | 静岡  2013年12月08日

商店街の店主らにコスプレ大会への協力を呼びかけて回る伊東理事長(右)=静岡市清水区で

商店街の店主らにコスプレ大会への協力を呼びかけて回る伊東理事長(右)=静岡市清水区で

警備員配置など ネット上の不安に配慮

 アニメやゲームの登場人物になりきって楽しむ「コスプレ」イベントでまちを盛り上げようと、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街は14、15日、「富士山コスプレ世界大会」を初めて開く。コスプレでの接客体験など商店街ならではの企画で来場を呼び掛けたが、愛好家が集うインターネット上では「コスプレをよく知らない素人の運営でトラブルは起きないか」と不安や不満が噴出。商店街側は戸惑いながらも大会成功を目指している。

 洋品店や青果店、飲食店など約100店舗が並ぶ430メートルのアーケード街が会場。コスプレ衣装で店に出入りし、約半数の店内では自由に写真撮影もできる。「架空の人物になりきって現実の商店街を体験してもらう。屋内のイベントとはひと味違った楽しみ方ができるはずだ」と商店街振興組合の伊東哲生理事長(60)は期待する。

 2日間で約600人のコスプレ参加者と、約3000人の一般参加者を見込む。誰でも体験できるよう貸衣装も用意。冬は富士山の眺望が良く、三保松原や日本平などの市内観光も呼び掛けている。

 ところがイベント開催を告知した夏以降、ネット上では期待以上に「コスプレを見せ物と勘違いしている」「何も知らない人に変な目で見られないのか」と批判が集中。主催者に要望を伝えようと、ツイッターで意見を募った清水区の男性(29)は「キャラクターの格好に変身して作品への愛情を表現するのがコスプレ。奇異の目を向けられるのを嫌う人は多い。地元のイベントだからこそ成功してほしいが、参加をためらう人も多いのでは」と懸念する。

 静岡市内でイベント開催経験がある男性(31)は「ツイッターやフェイスブックでの生の情報発信が少ない。コスプレの愛好家が大会に参加するメリットがうまく伝わっていない」と考えている。

 ネット上の反応を知った商店街側は、コスプレ参加者の多くを占める女性に配慮し、ホテルに清潔な更衣室を用意。無許可で写真を撮られないよう警備員を細かく配置することも決めた。コスプレ文化を理解してもらおうと、自作の資料やチラシで商店主らに説明も続けている。

 伊東さんは「未知の世界への挑戦だが、すべての参加者に快く楽しんでもらうことが最大の目標。恒例のイベントにして育てていければ」と話している。

(石原猛)

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