【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】還暦男性陣も大のぼり 南知多・師崎の左義長まつり

【愛知】還暦男性陣も大のぼり 南知多・師崎の左義長まつり

ジャンル・エリア : まつり | 愛知 | 文化  2013年12月27日

左義長まつりで燃やすのぼりを作る福実会の男性ら=南知多町の神護寺で

左義長まつりで燃やすのぼりを作る福実会の男性ら=南知多町の神護寺で

 南知多町師崎地区の「左義長まつり」が来年1月26日に開かれる。1954(昭和29)年、55年生まれでつくる福実(ふくみ)会の男性陣は還暦を祝ってのぼりを作った。若衆が10メートルの大のぼりを引き倒す勇壮な祭りを盛り上げようと、自分たちが若衆だったときから、三十余年を経てこしらえたのぼりを燃やす。

 祭りは室町時代に始まったとされる。無病息災や大漁を願い、正月飾りを燃やす「どんど火」の中に高さ10メートル、幅3メートルの大のぼりを若衆が引き倒す。だが担い手となる若者が減り、大のぼりを燃やすのは参加する5地区のうち2地区だけとなっている。

 福実会は還暦を機に「記憶に残ることをしよう」と、来年の祭りでのぼりを燃やすことにした。

 かつて祭りに参加できたのは25歳までの男だけで、のぼりを作るのは、そのとき以来。みんなでぼんやりと記憶に残る作り方を思い出し、和紙を高さ5メートル、幅1.5メートルに貼り合わせた。

 願い事を描く「判じ絵」の文言は「祈午(うま)年ますます大漁かい」。えとの馬やタイの絵、当て字なども使い、墨汁や絵の具、スプレーで仕上げた。

 男たちは地区内の神護寺に集まって、2週間かけてのぼりを完成させた。赤ふんどしを締めて引き倒そうという案も出たが、「若衆より目立つのはやめよう」と普段着で鳥東地区のどんど火に入れることにした。

 坂下豊松会長(58)は「久々なので心配だったが、みんなでわいわいと作るのは楽しかった。少しでも祭りを盛り上げられたら」と話している。 (吉岡雅幸)

旅コラム
国内
海外