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【愛知】北米の鳥獣 一区画に 東山動物園4月完成

ジャンル・エリア : 動物 | 愛知  2014年01月07日

4月にオープン予定のハクトウワシ舎のイメージ図(東山動物園提供)

4月にオープン予定のハクトウワシ舎のイメージ図(東山動物園提供)

 人間によって一度は絶滅寸前に追い込まれながら、保護対策が取られ危機を脱した北米大陸の動物を集めた区域が今年4月、東山動物園(名古屋市千種区)に完成する。既存のアメリカバイソン舎とシンリンオオカミ舎に隣接して、ハクトウワシ舎を新設。橋川央園長は「人と環境の関係を考えるきっかけづくりに」と話している。

 ハクトウワシは米国の国鳥だが、1960年代に強力殺虫剤として使われたポリ塩化ビフェニール(PCB)の影響で激減。その後、PCBの使用が禁止されて生息数は回復し、2007年に米国の絶滅危惧種リストから外された。

 ハクトウワシ舎は鉄骨製で高さ9メートル、広さ200平方メートル。内部に高さ5メートルの擬木5組を置き、木の上での生活を再現する。池に魚を泳がせ、ハクトウワシが降下して狩りをする姿を見せるほか、アメリカビーバーも一緒に飼育する。さらにアメリカバイソンとシンリンオオカミの獣舎と1本の通路で結び、一体感をつくり出す。

ハクトウワシ

ハクトウワシ

 アメリカバイソンは、6000万頭生息していたとされる時代もあったが、18世紀に毛皮を売るため狩猟が盛んに。一時は野生種が2万頭と絶滅に近い状態になったが、1902年に米国政府が狩猟を禁じ、保護区も設置されたことで徐々に回復している。

 シンリンオオカミも、20世紀初頭に家畜を襲う害獣として駆除された歴史がある。

 北米大陸エリアの整備は、市が2007年から進める「東山再生プラン」の一環。3つの鳥舎と獣舎は半径40メートル内にあり、09年から5年間で3億5000万円をかけ建設が進められてきた。

 (中村禎一郎)

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