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【長野】スノーモンキー 長野・地獄谷野猿公苑

ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 動物  2014年01月09日

サルたちの生態を間近で観察できる地獄谷野猿公苑

サルたちの生態を間近で観察できる地獄谷野猿公苑

「湯あみサル」にホッコリ

 寒い時期は温泉が何より。野生のニホンザルも気持ちは同じのようで、長野県北部の「地獄谷野猿公苑(やえんこうえん)」ではサルたちが気持ちよさそうに湯につかっていた。志賀高原を源とする横湯川の渓谷にあり、今年、開苑50周年を迎える。

 野猿公苑へは、長野電鉄・湯田中駅からバスに乗り上林温泉で下車、夏なら森林浴ができそうな「ゆみち遊歩道」を約30分歩く。有料駐車場は川を挟んだ反対側にあり、徒歩15分で公苑に着くが、道路はかなり急なので、冬は平たんな遊歩道がお勧めだ。

 この辺りの標高は約850メートル。冬は深い雪に覆われ最低気温は氷点下10度を下回る。厳しい寒さをしのぐため、サルたちは山を下りて温泉に入るのだ。その数約150匹、群れの中で一番年上は20歳、“末っ子”は生後半年のちびちゃんだ。

 湯につかりながら一列に並んで毛づくろいする5匹、やんちゃに走り回る子ザル、温泉横の岩の上から仲間の様子を眺めるボス。見ているこちらもホッコリとしてくる。東京から来たカップルは「サルたちに会うためだけに来ました」と話し、米国人のグループはカメラを手に数時間もたたずむ。「みんな、この光景に癒やされていくんですよ」と苑長の竹節治男さん。

 サルと人間の距離は近い。人懐っこくはないが、なぜか怖さは感じなかった。しゃがんで写真を撮っていると、1匹のサルが平気でカメラの前を横切っていく。竹節苑長によると「サルは観光客に興味を持っていない」とのこと。公苑では餌づけを行い1日3回、大麦などの餌を与えている。飼育員以外の観光客は食べ物を与えないので、関係が良好なのだ。

 かわいいサルたちをずーっと見ていたかったのだが、体が冷えてきたので湯田中温泉の旅館「よろづや」へ。創業200年余りといい、国の登録有形文化財に指定された「桃山風呂」は伽藍(がらん)建築の太い梁(はり)や柱が歴史を感じさせる。広い湯船は、ゆったり気分で、つかることができた。

湯田中温泉「よろづや」の夕食=いずれも長野県山ノ内町で

湯田中温泉「よろづや」の夕食=いずれも長野県山ノ内町で

 お目当ての夕食「華コース」は、霜降りヒラタケの土瓶蒸し、手打ちそば、信州牛巻き温泉蒸し、リンゴのシャーベットなど。見た目も味付けも上々で、特産品のエノキダケを使った焼酎は、がんの抑制効果もあるのだとか。仲居さんの気配りも行き届き、つい飲み過ぎてしまった。

▼メモ 上林温泉へは、長野電鉄・湯田中駅から長電バスで約15分、車は上信越道・信州中野ICから約30分。湯田中駅から地獄谷野猿公苑までお得な「スノーモンキーホリデー観に(ミニ)バス」(要予約)も運行。往復バス代と入苑料込みで大人1700円。湯田中温泉「よろづや」は湯田中駅から徒歩6分。1室2人利用、1泊2食付きで1人1万5000円から。山ノ内町観光連盟(電)0269(33)2138

(中日新聞夕刊 2014年1月9日掲載)

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