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【長野】松本だるまの復活願う 11日からあめ市で販売

ジャンル・エリア : 工芸品 | 文化 | 甲信越  2014年01月10日

松本あめ市で売り出される「松本だるま」=松本市はかり資料館で

松本あめ市で売り出される「松本だるま」=松本市はかり資料館で

 ふさふさとした太い眉毛と丸くて黒いひげ。そんな愛らしい「松本だるま」の人気復活を願って、新春恒例の「松本あめ市」が始まる11日から松本市はかり資料館で販売される。500~3600円の大小7種類の計400個。市最終日の12日には歩行者天国になる資料館前の中町通りで路上販売される。

 松本だるまは、江戸後期に養蚕の発展を願って作られたといわれる。繭を表した目の上の眉毛とひげが特徴。「大當(おおあたり)(当)」と書かれており、養蚕の当たり年になるよう願いを込められている。

 養蚕農家を中心に人気を呼んだが、養蚕の衰退とともに需要が減った。あめ市で子ども会が売った福だるまも昭和40年代にはすっかり姿を消し、「高崎だるま」に取って代わられた。

 松本地方のだるま業者が近年、伝統工芸品として松本だるまの製造を再開。繭の雌雄選別器や量る機器などがある資料館も3年前からあめ市で販売している。一昨年と昨年は最終日に路上販売したところ昼までに完売する人気ぶり。学業成就、合格祈願の受験生やその親らに喜ばれた。

 田中健太郎館長は「今年は昨年より100個余を増やした。伝統産業でもある松本だるまに注目してもらうとともに、館内で11日から始まる企画展『中町今昔物語』で、松本の商業の中心地であった中町の変遷を見てほしい」と話している。

問い合わせは松本市はかり資料館=電0263(36)1191=へ。

(武井孝博)

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