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【石川】九谷焼にデコ盛絵付け 能美・上絵協同組合

ジャンル・エリア : 工芸品 | 文化 | 石川 | 芸術  2014年01月30日

「ロイヤルアイシング」を応用して「デコ盛」を施された陶板とマグカップ=能美市寺井町で

「ロイヤルアイシング」を応用して「デコ盛」を施された陶板とマグカップ=能美市寺井町で

3月、市民ら対象講習会

 能美市の九谷上絵協同組合は3月2日、クッキーの装飾技法「ロイヤルアイシング」の専門家を招き、九谷焼の加飾技法「デコ盛」を学ぶ講習会を上絵職人や一般市民を対象に初めて開く。「デコ盛」の職人は現在数人しかおらず、組合は「昔からある九谷焼の技術に興味を持つきっかけになれば」と話す。(世古紘子)

 デコ盛は置物の絵付けに使われる技法。盛り絵の具を一珍(いっちん)と呼ばれる道具で絞り出し、点や線を立体的に描く。明治から昭和初期にかけて盛んだったが、組合によると現在は職人が5人にまで減り廃れつつある。一方、ロイヤル-は英国発祥の装飾技法。卵白と砂糖を混ぜたアイシング液をクッキーの上に絞り出し、細やかな模様を描く。

 講習会では似ている2つの技法を合わせることで、一般市民には九谷焼に興味を持ってもらい、職人たちにはデコ盛を用いた新たな商品開発のヒントを得てもらう。

 当日は、北陸3県でアイシングを教える福井市のアイシングキョウコさんが講師を務める。盛り絵の具はいつもと溶剤を変え、アイシング液のように少し緩めに溶く予定。受講者はお菓子作りの絞り袋のような道具を使い、チョウの陶板やマグカップに模様を描く。

 組合の販売事務員、村井久志さん(61)は「アイシングを参考に従来とは異なる方法を用いることで、今後は食器や花瓶でもデコ盛を使えるようになれば」と話している。

 講習会は午前10時~午後3時。申し込みは2月7日までだが、定員10人に達した時点で締め切る。

「デコ盛」を施した九谷焼の置物

「デコ盛」を施した九谷焼の置物

 問い合わせは組合=電0761(57)3200=へ。

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