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【長野】乗鞍高原 長野県松本市

ジャンル・エリア : グルメ | スポーツ | | 甲信越  2014年01月30日

新雪に埋もれた「ネジネジの木」

新雪に埋もれた「ネジネジの木」

スノーシューで散策

 スキー人口が減少傾向にある中、スノーシューを履いて冬の原生林を歩くトレッキングが人気を呼んでいる。できればサラサラの雪で楽しみたいと北アルプスを望む長野県の乗鞍高原(標高約1600メートル)に出掛けた。風の影響で平均積雪量は150センチとさほどでもないが、最低気温は氷点下10度以下まで下がる。

 スノーシューはアルミ製の西洋式かんじき。トレッキング用のストックを使って歩く。専門ガイドの小峰邦良さんから履き方、歩き方を習い、トレッキングを開始。休暇村「乗鞍高原」から始まるコースは下りが中心。シラビソやコメツガの針葉樹に覆われた暗い林を抜けると、パッと空が広がる。広葉樹の林だ。そして里山にはシラカバの森が広がる。結氷した牛留(うしどめ)池、雪が解けるとその不思議な形があらわになるチョウセンゴヨウマツ(通称ネジネジの木)。リスやキツネ、ウサギの足跡を見ながら新雪の中を自由自在に歩く。

厚い氷に覆われた善五郎の滝

厚い氷に覆われた善五郎の滝

 「さあ、ちょっと遊びましょうか」。先頭の小峰さんが声を発し、斜面を一気に駆け降りた。「ヒャホオー!声を出した方が緊張が解けますよ」。ところがスノーシューがうまく扱えず雪の中にドボッ。スタッフに埋もれた雪の中から助け出されてひと安心。

 休暇村から真っすぐに歩くと約20分の距離を、約1時間半かけて「善五郎の滝」にたどり着いた。夏はしぶきを上げる滝も、厳冬期は見事な氷瀑(ひょうばく)に姿を変える。表面は青く光り、流れ落ちる水が氷の奥に透けて見えた。「朝日に照らされる滝もすばらしいですよ」と小峰さんが温かいミルクティー入りのカップを手渡してくれた。

 初体験のスノーシューで疲れ、こわばった体をほぐしてくれたのは温かいビーフシチュー。休暇村ゲレンデレストランの売れ筋メニューで、信州プレミアム牛の筋部分をじっくり煮込み、仕上げにリブロースを加えたぜいたくな一品(ライス、スープ付き1000円)。おなかをシチューで満たしていると、何とも言えぬ充実感がこみ上げてきた。

▼メモ 乗鞍高原へは長野道・松本ICから約1時間。JR松本駅からアルピコ交通上高地線に乗り換え新島々駅経由で約90分。休暇村「乗鞍高原」が企画する「牛留池散策と氷瀑の善五郎の滝トレッキング」は3月30日まで。出発時間は午前9時。1泊2食付きで大人1万5000円から、小学生1万1950円。スノーシューのレンタル・ガイド代、保険料込み。トレッキングのみは大人5200円、小学生3750円。平日限定シニアスキープランも人気。1泊2食付きで1万500円(ランチ券付き)から。休暇村「乗鞍高原」(電)0263(93)2304

信州プレミアム牛を使ったビーフシチュー=いずれも長野県松本市の乗鞍高原で

信州プレミアム牛を使ったビーフシチュー=いずれも長野県松本市の乗鞍高原で

(中日新聞夕刊 2014年1月30日掲載)

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