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【富山】稲わら細工に暮らしの知恵 砺波・向井さん作品展

ジャンル・エリア : 富山 | 文化 | 歴史  2014年02月05日

展示された五箇蓑や深靴など稲わら細工=となみ散居村ミュージアムで

展示された五箇蓑や深靴など稲わら細工=となみ散居村ミュージアムで

 稲作地帯の生活の知恵が詰まった稲わら細工を現代に伝えている向井國子さん(60)=砺波市宮丸=の作品を紹介する「稲藁(いなわら)細工作品展」が3月31日まで、砺波市太郎丸のとなみ散居村ミュージアム民具館で開かれている。

 草履やわらじ、積雪時に履く深靴、物を担ぐときに背中にあてるネコダなどわら製民具をはじめ、南砺市利賀村地域に伝わってきた武士の雨具・五箇蓑(みの)など向井さんが手掛けた作品が並ぶ。

 向井さんは近所の神社が増築された時に見たわら製の獅子頭の美しさに心を引かれた。伝統の稲わら細工技術を次世代に引き継ぎたいとの一心で、市内だけでなく五箇蓑作りを学びに利賀にも足を運び、技を身に付けた。

 稲が倒れる被害を少なくするために丈を低くする米の品種改良が進む中、稲わら細工のため一定の長さが保てる古代米も自ら栽培している。向井さんは「昔は米を作った後のわらも生活用具に使い、最後は土に戻す自然に優しい循環を大切にしていた。米作り社会の自然の美を守ってきた精神を感じてほしい」と話している。

 向井さんが砺波市内で開く教室の受講生の作品や、わらを柔らかくする道具なども展示している。展示は午前9時~午後6時で、毎週水曜と第3木曜休館。入館料は一般100円。 (萩原誠)

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