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【福井】越前がに 福井県越前町

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 福井  2014年02月06日

海底でのズワイガニの生態を紹介するコーナー=福井県越前町厨の「越前がにミュージアム」で

海底でのズワイガニの生態を紹介するコーナー=福井県越前町厨の「越前がにミュージアム」で

見て学び、食べて至福

 冬の味覚の王者といえば、やはりカニ料理ではないだろうか。中でも味の良いズワイガニを求めて、福井県越前町に出かけた。

 ズワイガニは、地域によって松葉ガニ、ヨシガニなどと呼び名が変わる。福井県ではかなり以前から「越前がに」と呼んでいたようで、16世紀初頭の京都の公家の日記にも、その名が登場する。県水産課によると、雄雌を合わせた年間の水揚げ量は1964(昭和39)年、1091トンもあった。ところが乱獲などで79年には210トンにまで減少した。このため魚礁の設置や漁期、大きさ制限などを行い、近年は500トン前後にまで回復している。

 越前町は、この特産品をPRするため「越前がにミュージアム」(同町厨(くりや))を2000年に開設。ズワイガニにとどまらず、カニに関する資料を展示している。命がけの冬のカニ漁が3D映像で見られる海中シアターや、カニが生息する海底300メートルを再現したジオラマもあり、結構、楽しめた。

越前がにのフルコース(刺し身は2人前)=福井県越前町厨の「越前くりや温泉 あらき」で

越前がにのフルコース(刺し身は2人前)=福井県越前町厨の「越前くりや温泉 あらき」で

 町内には14もの漁港があり、海辺の道路沿いには料理旅館や飲食店がひしめいている。まさに、より取り見取りなのだが、リピーターが多いという「越前くりや温泉 あらき」(同町厨)で1泊2食付き1人2万8000円のフルコースを注文した。

 全国に先駆けて導入した産地証明タグ付きのゆでた「越前がに」がドーンと正面に置かれ、思わず生唾が。周囲には甘エビや歯応えのあるバイ貝などの刺し身、焼きがに、肉厚のカレイの煮付けなどが並び、窓越しに日本海を眺めながらいただいた。もちろん、味は申し分なし。感動とひとときの至福も味わえた。

 近くには越前岬水仙ランドや、日本海が眺められるアクティブハウス越前の露天風呂「漁火(いさりび)」、そば打ちの体験施設などもあり、ぜひ立ち寄りたい。

▼メモ 福井県越前町へは、JR武生駅からバスで約75分。車は北陸道・敦賀ICから約45分。「越前がにミュージアム」は午前9時から午後5時まで。入場料は中学生以上600円、3歳以上300円。(電)0778(37)2626。アクティブハウス越前の露天風呂「漁火」(電)同(37)2360。いずれも火曜定休。「越前くりや温泉 あらき」(電)同(37)1421。越前町観光協会(電)同(37)1234

(中日新聞夕刊 2014年2月6日掲載)

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