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【福井】折り紙に面影重ね 福井で嶋田さん遺作展

ジャンル・エリア : 文化 | 福井 | 芸術  2014年02月12日

作品を感慨深そうに眺める岡田純平さん=福井市のすかっとランド九頭竜で

作品を感慨深そうに眺める岡田純平さん=福井市のすかっとランド九頭竜で

 創作折り紙に親しみ2012年12月に亡くなった福井市下森田新町の嶋田富美子さん=享年(87)=の遺作の展示会が11日、同市天菅生町の多目的施設「すかっとランド九頭竜」のロビーで始まった。嶋田さんは作品を一つ一つ大切に保管しており、市内に住むおいの岡田純平さん(57)が「多くの人に見てもらえたら伯母も喜ぶだろう」と企画した。23日まで。

 和紙で作った高さ20センチほどの日本人形や色紙に貼り付けた折り紙のテッセン、ミズバショウなど、遺作のほぼすべて130点を展示。あでやかな着物に限らず襟からのぞくじゅばん、きれいに結ばれた帯も和紙で再現。テッセンは花のしわや葉の筋まで細部まで作り込まれている。

 嶋田さんは夫の死後、独学で創作折り紙を始め、20年にわたって制作。公民館でも講師を務めた。肺がんで12年夏に倒れるまで作り続けたという。

 岡田さんは、一人暮らしだった嶋田さんの家を整理中、整頓されて中身が分かるようメモが付いた箱に入っていた作品を見つけた。初めてじっくり見て、細かい作業の積み重ねで仕上がっていることに気付き、きちょうめんな生前の姿を思い出したという。面影を作品に重ね「細く水を出して食器を洗っていた伯母らしい」と故人をしのんだ。

 希望者には1点500~3000円で譲り、売り上げは県しあわせ基金に寄付する。問い合わせは岡田さん=電090(6275)5999=へ。

 (塚田真裕)

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