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【石川】若手蒔絵職人が 男の装飾品提案 加賀の針谷さん、金沢で作品展

ジャンル・エリア : 工芸品 | 石川  2014年02月26日

(上)ボタンダウンピアスのシリーズの一つで、球技のボールをモチーフにした製品(下)「蒔絵の可能性を広げたい」と話す針谷さん=金沢市松寺町で

(上)ボタンダウンピアスのシリーズの一つで、球技のボールをモチーフにした製品(下)「蒔絵の可能性を広げたい」と話す針谷さん=金沢市松寺町で

 伝統工芸の蒔絵(まきえ)を現代の生活に合わせて使ってもらおうと、加賀市山中温泉の職人、針谷崇之さん(30)が男性向けファッションの製品作りを進めている。カフスボタン、ピンブローチ、ボタン代わりの飾りと、歴史ある技術を未来につなげるべく次々とアイデアを形に。3月3日まで、金沢市内のギャラリーで展示している。(日下部弘太)

 山中漆器の蒔絵職人を両親に持つ。木にこだわらず、アクリル、石、琥珀(こはく)といったさまざまな素材に蒔絵を施し、小箱やペンダントを作ってきた。

 蒔絵製品はブローチなど女性向けが多く、「男性が使える物も欲しい」との声を聞いて2010年、男性向けアクセサリーを開発。「モンテ・アルティジャーノ」のブランド名でカフスボタンなどを作り始めた。イタリア語で「山」「職人」の意味。山中の職人としての誇りを込めた。

 12年11月には、ボタンダウンシャツの襟ボタンの上から付ける「ボタンダウンピアス」を発表。自身が蒔絵製品の展示会の売り場に立っていて「若い人がおしゃれに着られる商品を」と思い付いた。

 繊細な蒔絵の技を、小さなアクセサリーに凝縮。かわいらしいテントウムシからドクロ、球技のボール、富士山、雪の結晶と種類もどんどん増やし、本年度の「プレミアム石川ブランド製品」にも認定された。

 金沢での展示は、同市松寺町の「G-WING’S」(ジーウイングス)で。茶道具から壁掛けまで幅広く出品し、針谷さんは「私たちが今までやってきたことと、これからを見てもらえたら」と話した。同会場で市内の加賀友禅作家、斉藤道代さんのショールや帽子も展示している。

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