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【滋賀】地域振興の起爆剤に 「ひこねで朝市」徐々に浸透

ジャンル・エリア : まちおこし | 文化 | 近畿  2014年02月28日

テントがずらりと並び、来場者でにぎわう朝市=彦根市尾末町の県護国神社で

テントがずらりと並び、来場者でにぎわう朝市=彦根市尾末町の県護国神社で

 彦根市尾末町の県護国神社境内で、毎月第3日曜日に開催している「ひこねで朝市」。生産者と消費者の顔が見える地産地消を目指そうと始まったイベントは、出店者も徐々に増え、市民にも浸透し始めている。仕掛け人で、朝市では郷土料理を出す山名弘祐さん(35)は「にぎわいをつくる一つの起爆剤になりたい」とさらなる発展を目指している。

 10回目となる朝市が開かれた2月16日、参道の両側に計15店がテントを構えた。地元産の新鮮野菜、湖魚のつくだ煮やふなずし、豆腐ドーナツ、手作り雑貨など店主自慢の品々が客の目を引いた。

 黒板にチョークで手書きして商品を紹介したり、商品名や値札を段ボールで手作りしたりと、生産者の思いが伝わる店構えやレイアウトにこだわる出店者も多い。かわいらしさに足を止め、店主と談笑しながら買い物を楽しむ来場者もおり、朝市らしい活気に満ちた商いが生まれている。

 チラシを見て初めて訪れたという豊郷町の主婦篠美幸さん(35)は「知らなかった店を知れたし、にぎやかで楽しいですね」と笑顔。朝市で買った団子を頬張り、ラーメンをすする息子2人を横目に「売り手を近くに感じることで、安心して食べさせられる」と話した。

 朝市は2012年9月にスタート。現在、25店が登録しており、入れ替わりで出店している。このうち17店舗は、老後の楽しみで野菜を栽培するお年寄りや、カフェ出店を目指す若者など、常設の店舗を持っていない。山名さんは「チャレンジしたい人と一緒に作り上げる朝市。頑張る人を応援したい」と話す。

 当初から毎回400人ほどが訪れ、人気と評判は上々。今年8月には移動朝市も計画中だ。観光客誘致にと近隣のホテルにチラシを置くが、目標は「地元に愛される朝市」。地域の声を大事にしながら、彦根を盛り上げている。

(辻井勇太)

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